卓球に限らずスポーツをしている人は、だいたい中学生の部活からスタートだったり、小学生などの幼少期からスタートしている方が多いですよね。
そんな中、社会人など大人になってから卓球を始めた方も多くいらっしゃると思いますが、こう思ったことありませんか?
「学生に試合で勝てない」
「学生の頃卓球部だった人にどうやったら勝てるんだ」
この記事では、上記のように思っている人向けに、社会人スタートでも試合に勝てる方法を紹介していきます。
卓球に年齢や卓球歴は関係ない
まず1つ言えるのが、卓球に年齢や卓球歴は関係ありません。
もちろん学生時代や幼少期から卓球の練習をしてきた人の方が勝てる可能性は高いですし、血の滲むような努力をしてきたことでしょうから、そういった人たちに勝つのは簡単じゃないです。
私も中学から始めて卓球歴5年の高校2年生の時に、小学4年生から始めて卓球歴3年の小学6年生に負けたことがあります。
でもその逆で卓球歴6年目の高校3年生の時に、小学6年生から始めて卓球歴9年の大学2年生の選手に勝ったこともあります。
このように年齢や卓球歴は関係なく、努力や考え方やプレー次第で、負けてしまうこともあれば勝つこともできます。
社会人スタートでも試合で勝つには?
では実際に社会人スタートでも試合で勝つにはどうすればいいでしょうか。まず考え方から紹介していきます。
基礎を徹底する
まずは、一気にいろいろ練習しようとせず、基礎を1つ1つ徹底して身につけていきましょう。
フォアハンド、バックハンド、フットワーク、ツッツキ、ドライブ、ブロックなどをクロスとストレートに打ち分けて練習し、この辺りの基礎が身に付かないと試合には勝てません。
また全国上位を目指したいとかではない限り、チキータやカウンターなどは練習しなくても良いです。チキータなどの高度な技術がなくても試合にはある程度勝てます。
1発で決めようとしない
ドライブなどの攻撃練習をするといっても、1発で決めるようなスピードは求めなくていいです。回転量を求めましょう。
スピードがあれば得点しやすいですが、その分ミスしてしまうリスクも増えます。
卓球はミスした方が失点してしまうので、1発で決めにいってミスするのではなく、回転で繋いでラリーして相手のミスを誘うようにしましょう。
また絶対に決めれるというボール以外は、6割か7割くらいの力加減で打つようにすると良いです。
ただ返すだけにならない
1発で決めようとせず回転をかけて繋ぐと上記で説明しましたが、ただただ返すだけもダメです。
ただとりあえず打ち返すだけになると、打ち返したボールのコースはだいたいミドルらへんに固まってしまいます。
ミドルに集まると相手は動かなくてもフォアで打ち返せますし、打ち返すコースもミドルからだとフォアでもバックでもどこでも狙いやすくなります。
こうなってしまうと、左右に揺さぶられて結局先にこちらがミスしてしまう展開になることが多くなるので注意が必要です。
相手を見る
ラリー中は相手の動きを見るようにします。
相手のラケットや動きを見ることで、ボールがどっちに飛んでくるかわかりやすくなりますし、相手が待っていないコースにボールを打つこともできます。
そうすることで、自分の方が有利にラリーを展開することができます。
守る練習もする
よくあるのが、ドライブなど攻撃する練習はよくするけど、ブロックなどの守る練習はしないといったパターンです。
攻撃はもちろん大事ですが、卓球の試合において、特に格上の相手となると自分が攻撃するよりも相手に攻撃される展開の方が多いです。
せっかく攻撃の練習をしているのに、攻撃できなかったら意味ないですよね。
ですので試合で勝つには、ブロックの練習が必要になります。ブロックでしのいでチャンスを作り、反撃するのです。
またその他にも「攻撃させない練習」も大事ですね。
打たれないサーブをいくつか身につける
最後に、打たれないサーブは絶対に必要です。
どれだけラリーの練習をしていても、サーブが甘いとレシーブから打たれておしまいです。ラリーにもなりません。
なので低くて尚且つサーブの長短をコントロールできるサーブをだいたい3種類くらい身につけられると良いです。
社会人スタートでも試合で勝つための練習方法を紹介
最後に社会人スタートでも試合で勝てるようにするための練習方法を紹介します。
基礎技術をクロスとストレートで50回以上続ける
1つ目の練習メニューは、「フォアハンド」「バックハンド」「フォアツッツキ」「バックツッツキ」の基礎技術を、クロスとストレートで最低50回以上は当たり前に続けることです。
この4つの卓球の基礎技術は、ミスなく続けられないと試合では勝てません。実際の試合では50回もラリーが続くことはありませんが、これくらいはあたり間瀬に続く技術力は身につけましょう。
また、自分が狙ったコースにボールを打てないと、次の相手の返球のコースも読みづらくなるので、クロスとストレートと狙ったコースに打てるように練習しましょう。
複数種類のフットワーク練習を30回以上続ける
足が動かず棒立ちだと試合では勝てないので、足を動かす練習も必ずしましょう。
ワンコースで50回ラリーが続くようになったら、フットワークでも30回は当たり前のように続けれるようにできると良いです。
「フォア→ミドル」「切り替え」「2本切り替え」「フォア→ミドル→フォア→バック」「バック→ミドル→バック→フォア」「ミドル→フォアorバック」などを練習すると良いかなと思います。
年齢的にしっかり足を動かすのが難しいという方は、少しでも足を動かすか、もしくは体重移動などで体を動かしてフットワーク練習ができるといいです。
攻撃のパターン練習をする
基礎練習が続くようになったら、3球目攻撃や4球目攻撃の練習をしましょう。
サーブ→フォアドライブorバックドライブやツッツキ→フォアドライブorバックドライブ、ツッツキラリー→フォアドライブなどをまずは練習しましょう。
これで安定して攻撃ができるようになってきたら、サーブ→3球目攻撃orブロックというようにして、サーブが甘かったら相手にレシーブから攻撃してもらいブロック、サーブが上手く決まったらツッツキしてもらいドライブ、というようにサーブの後どうするかの判断も含めて練習できると、さらに練習の質が上がってきます。
いろんなパターンで攻撃の練習をしましょう。
守備のパターン練習をする
さっきもお伝えしたように、守備の練習もしっかりしていきましょう。
ツッツキ→ブロックやツッツキラリー→ブロックというように、守備もなるべくいろんなパターンで練習をしていきます。
その際、守備の練習だからといってブロックだけの練習というように捉えるのではなく、ツッツキも甘くならないように意識しましょう。
ただただツッツキするのではなく、低く鋭いツッツキをしましょう。そうすることで、相手もドライブミスしてくれたり、強いドライブが打てなくなるので、試合展開が楽になります。
毎練習時30分はサーブレシーブの練習をする
最後にサーブレシーブの練習ですね。サーブの練習はもちろんですが、レシーブの練習もしましょう。
この時、相手コートに誰も立たず自分一人だけでサーブ練習をするのと、相手コートに誰かが立ってサーブ練習するのでは、練習の質がだいぶ変わるので、なるべく相手コートに誰か立ってもらうようにしましょう。
2人1組になってサーブの練習とレシーブの練習を30分交代でできるとベストですね。
1つのサーブでもフォア前、ミドル前、バック前と狙ったコースにしっかり出せるようになると、試合でも役立つサーブになります。
まとめ
この記事では、社会人スタートでも試合に勝つための考え方や練習方法を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事で紹介したように、卓球には年齢や卓球歴は関係ありません。
考え方やラリーの仕方、練習のやり方次第で格段に試合に勝てるようになりますし、今まで勝てなかった相手にも勝てるようになります。
この記事を参考にして、社会人スタートでも学生時代にからの卓球経験者に勝てるようになりましょう。
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