トップ選手も多く愛用している卓球メーカー「BUTTERFLY」から、2023年4月1日に最新ラバー「グレイザー」と「グレイザー09C」が発売されました。
このラバーはすごく注目されているラバーで、多くの卓球関係者からも絶賛の嵐とのことで、どんなラバーか気になるところですよね。
この記事では、今話題のBUTTERFLYの最新ラバー「グレイザー」と「グレイザー09C」の特徴や評判をまとめています。また通常のグレイザーとグレイザー09Cの違いも記載していますので、どんなラバーか気になる方は是非参考にしてください。
グレイザーとグレイザー09Cとは?
まずは、グレイザーとグレイザー09Cがどのようなラバーなのか、スペックを確認していきましょう。
グレイザーとグレイザー09Cのスペック
グレイザーとグレイザー09Cのスペックは以下のような感じです。
種類 | 名前 | 発売日 | 値段 | 重さ(UM) | 硬度 |
---|---|---|---|---|---|
ハイテンション裏ソフトラバー | グレイザー | 2023年4月1日 | 5,500円(税抜) | 47グラム前後 | 38度 |
粘着性ハイテンション裏ソフトラバー | グレイザー09C | 2023年4月1日 | 5,500円(税抜) | 49グラム前後 | 42度 |
グレイザーとグレイザー09Cについて
ラバーの種類は上記の通りで、グレイザーはハイテンション裏ソフトラバーで、グレイザー09Cは粘着性のハイテンション裏ソフトラバーです。
このグレイザーとグレイザー09Cは、ディグニクスシリーズに採用されているスポンジ「スプリングスポンジX」を使用したラバーになります。
ですので、発売前からディグニクスの値段をリーズナブルにしたラバーなのかな?と、いろいろ噂になり注目を集めていました。
- グレイザー⇒ディグニクス80の廉価版
- グレイザー09C⇒ディグニクス09Cの廉価版
BUTTERFLYの商品ページの数値を見ると、このようなイメージとなります。
グレイザーとグレイザー09Cの特徴/メリット・デメリット
では、グレイザーとグレイザー09Cを使うメリットとデメリットを紹介していきます。
グレイザーとグレイザー09Cの良い所(メリット)
まずはグレイザーとグレイザー09Cを使うメリットからです。
ボールを掴み上に飛ばしやすい
まず打った瞬間にボールを掴む感覚がすごく、簡単に上に飛んでくれるところがメリットです。
シートの引っ掛かりが良く、弧線を描きやすいラバーになっています。
ディグニクスと打球感が近い
グレイザーシリーズは、ディグニクスシリーズと同じ「スプリングスポンジX」を使用しているので、打球感がディグニクスとすごく近いです。
また硬度に関しては、ディグニクスよりも2度軟らかくなっているので、コントロール性はグレイザーの方が上で使いやすくなっています。
値段がリーズナブル
また値段がリーズナブルなところも大きなメリットですね。
リーズナブルと言っても税込みで6,050円なのでそこまで安くはないですが、ディグニクスと近い性能でこの値段はリーズナブルと言ってもいいのではないでしょうか。
グレイザーとグレイザー09Cの悪い所(デメリット)
続いて、グレイザーとグレイザー09Cを使うデメリットです。
スピードや威力はディグニクスに劣る
ディグニクスシリーズよりもグレイザーシリーズの方が値段が安いことから当たり前っちゃ当たり前ですが、スピードや回転などの性能はグレイザーシリーズの方が劣ります。
ただ、性能が落ちるといっても中級者層が使う分には十分な性能なので、引き合いをしたりカウンターをバンバン打ったりと、上級者みたいなラリーをめちゃめちゃすることがなければ満足なラバーだと思います。
グレイザーとグレイザー09Cの違い
グレイザーとグレイザー09Cの大きな違いは粘着性かそうでないかになり、それによって打球した際のボールの飛び方が変わってきます。
グレイザーはハイテンション裏ソフトラバーなので、軽くスイングしただけでボールが飛んでくれます。
グレイザー09Cは粘着性ハイテンション裏ソフトラバーなので、グレイザーよりもシートの引っ掛かりが強く、またドライブ以外の細かい台上技術も安定させやすくなります。
ドライブをガンガン打って勝負したい方はグレイザー、ドライブの回転の変化や台上技術で勝負したい方はグレイザー09Cといった感じですね。
グレイザーとグレイザー09Cの評判/レビュー
最後に、グレイザーとグレイザー09Cの評判やレビューです。
グレイザー
まずはグレイザーのレビューからになります。
ドライブ
まずドライブは、前情報通り打った瞬間に上に上がってくれるので落ちる感覚がなくすごく安定しました。
ただ思ったより飛ぶ感覚はなく、卓球台の深くに入ってくれる感じはなく、少し浅いかなーという印象でした。
安定は凄くするので、全然満足なレベルです。
カウンター
カウンターに関しては、シートが強く引っ掛かりが良すぎて少し飛びすぎ印象がありました。
ラバーの性能を信じて、軽くスイングするくらいのカウンターならちょうど収まるといった感じでした。
ブロック
ブロックはやりやすく、止めるブロックも伸ばしながらのブロックも安定して打ちやすかったです。
>台上技術
ツッツキ、ストップ、フリックなどの台上技術も、特筆すべきところもないですが普通に打ちやすかったです。
サーブ
サーブは、結構シートが引っ掛かってくれるので、回転をかけやすい印象がありました。
ただ引っ掛かりすぎてネット際に飛びやすいかなと思うので、最初は調整が必要かなと思います。
グレイザー09C
続いてグレイザー09Cのレビューです。
ドライブ
グレイザーに比べて、卓球台の深くに入ってくれて、回転量もあるのですごく良いボールが入ってくれます。
値段を考えると、値段以上のボールを出せている印象です。
ただ、他の粘着性のラバーほど癖球は出ていない印象で、ボールが揃っていて返しやすいきれいなボールが飛んでいる感じでした。
カウンター
カウンターは、グレイザーよりも卓球台に収まってくれて打ちやすかったです。
引っ掛かりはかなり良いですが、粘着性で回転がかかる分、卓球台に収まってくれます。
ブロック
ブロックはグレイザー同様、打ちやすく特筆すべき点はないかなーといった感じです。
>台上技術
台上技術は、コントロールもしやすく、特にストップがきれいに卓球台に収まってくれます。
サーブ
サーブはグレイザー以上に回転がかかる印象でした。
スイングを早くすればするほど回転がかかるので、サーブで点数を取りたい時に思いっきりスイングしやすいです。
レビューの総括
グレイザーもグレイザー09Cも全体的に安定していて、「めちゃめちゃ良い!」と特筆するところはありませんでしたが、悪いところもなく優等生ラバーといった感じでした。
ただ、値段からするとすごく良いのかなと思いますし、個人的にはグレイザー09Cは好きだったので、使ってみようかなとも思いました。
まとめ
この記事では、BUTTERFLYの「グレイザーとグレイザー09C」の特徴や評判を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
グレイザーシリーズは値段的がリーズナブルになっている分、ディグニクスよりスピードや回転などの性能は劣ってしまいます。
ただ、それでも十分満足できるボールは出せますし、コントロールがしやすく優れているラバーといえるでしょう。
もちろん上級者が使うには満足できないかもしれませんが、全国大会で上位入賞するレベル以外の卓球プレーヤーには最適なラバーだと思います。
性能も良く値段も割とお手頃な方なコスパ最強ラバーなので、私もグレイザー09Cをこれから使おうかなと悩みますね。
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