皆さん、V11エキストラと言うラバーをご存知でしょうか。日本の卓球メーカーから、最近新しく発売されたラバーなんですが、個人的にはすごく好きなラバーです。
似たような名前のラバーで、「V15エキストラ」と言うラバーがありますが、どのような違いがあるか疑問を持つ方もいると思います。
この記事では、V11エキストラの特徴や評判、自分で使ってみた感想や、V15エキストラとの違い等を徹底解説していきます。
V11エキストラに興味がある方や、ラバーで悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。
V11エキストラとは
V11エキストラは、日本の卓球メーカー「VICTAS」から発売されているラバーで、2020年の最新作になります。
このラバーは、丹羽孝希選手や松平賢二選手も使用しているV15エキストラをベースに作られていて、「ライトニングテンション」というドイツの新技術を採用し、性能はそのままに軽量化に成功したラバーです。
V11エキストラの重さや硬度、値段・価格
ここで、V11エキストラの基本情報をおさらいしておきましょう。一応V15エキストラの情報も載せておきます。
ラバー名 | 発売日 | 値段 | 重さ(特厚) | 硬度 |
---|---|---|---|---|
V11エキストラ | 2020年4月 | 5,200円(税抜) | 約45g | 47.5度 |
V15エキストラ | 2015年7月 | 6,000円(税抜) | 約50g | 47.5度 |
V11エキストラの特徴/メリット・デメリット
V11エキストラについての、大体の概要はわかったと思います。続いて、特徴やメリット、デメリットを見ていきましょう。
V11エキストラの良い所(メリット)
まずは、V11エキストラを使うメリットから紹介していきます。
とにかく軽い
まずは、やっぱりとにかく軽いですね。私はあまり筋力がない方なので、V15エキストラの性能のまま軽くなるのは、すごくありがたいです。
あとで詳しく説明しますが、実際使ってみても、驚くほど軽かったのは衝撃でした。
ボールがしっかり食い込んでくれる
V11エキストラはシートが柔らかい分、ボールがシートにしっかり食い込んでくれて、ドライブを打つ時の安定感がすごいです。
スポンジはわりと硬めですが、打った感じ全然固く感じないので、スポンジが柔らかめの方が好きな人にもオススメできます。
コントロールがしやすい
シートが柔らかく食い込んでくれるので、コントロールがしやすいのもメリットですね。
上級者が使うラバーですが、コントロール重視の初心者や中級者にもオススメできるラバーです。
V11エキストラの悪い所(デメリット)
続いてV11エキストラを使うデメリットを見ていきましょう。
ドライブの威力が少し軽くなる
V11エキストラを使うデメリットは、そこまでないと思いますが、しいて言うならドライブに重さがなくなることですね。
やっぱり、ラバーの重量が軽くなる分、若干ドライブも軽くなって、相手がブロックやカウンターをしやすくなってしまいます。
ですので、ドライブが軽くなってもいいから、安定させたいと言う方が使ってみると良いかもしれないです。
V11エキストラとV15エキストラの違い
V11エキストラはV15エキストラをベースに作られているとのことですが、気になるV15エキストラとの違いを見ていきましょう。
V11エキストラの方がめちゃめちゃ軽い
V15エキストラに比べると、V11エキストラはめちゃめちゃ軽いです。ラケットに貼った時の重さは、1枚あたり5gも変わります。
両面を15から11に変えると、単純に10gも軽くなります。相当軽くなりますね(笑)
V15エキストラが好きだけど、重くて振り遅れたり、ボールがラケットの角に当たることが多かった人は、1度V11エキストラに変えてみると良いかもしれません。
V15エキストラの方が威力が出て直線的なボール
ただしV11エキストラは軽くなる分、ボールの威力も軽くなるみたいですね。
11は、ドライブの弾道が弧線を描いて飛んでいくのに対して、15はドライブの弾道が直線的で重いボールになります。
11は威力は落ちますが、弧線を描く弾道で安定性は高いと思うので、威力が落ちても良いという方は、使ってみても良いかもしれません。
V11エキストラとスーパーヴェンタスの違い
ついでにTSPのスーパーヴェンタスとの違いも解説していきます。個人的に2枚とも、バック面で使いやすいと思っているラバーなので、バック面での違いを説明していきます。
V11エキストラの方がバックミート打ちがしやすい
スーパーヴェンタスに比べてV11エキストラは、シートが柔らかく作られている分、バックミートがすごく打ちやすいです。
ボールをしっかり食い込ませてミート打ちができるので、コントロールもしやすく安定してくれます。
スーパーヴェンタスの方がバックドライブが打ちやすい
一方バックドライブは、V11エキストラよりもスーパーヴェンタスの方が打ちやすいように思います。
V11エキストラよりも少し硬めな分、引っ掛かりが良く、しっかりと回転をかけて飛ばせる感じがします。
ただ、V11エキストラの引っ掛かりが悪いわけではなく、11でも個人的にバックドライブが打ちやすく、しいて言うならという感じですね。
V11エキストラの寿命
V11エキストラの寿命ですが、個人的には少し早いような気がします。
V11エキストラを使い始めたとき、私は週5でレッスンをして、週2回1時間だけ練習していたのですが、1ヶ月程で表面が劣化してボールの引っ掛かりが悪くなり、たまにドライブが滑るようになりました。
やはり練習量や打つ時間にもよると思いますが、週5でガッツリ打っていると1ヶ月で寿命が来る印象ですね。
一般的に多い週2回~3回の練習だと、3ヶ月くらいで寿命が来るイメージを持つと良いと思います。
V11エキストラの評判/レビュー
では最後にV11エキストラの評判やレビューを見ていきましょう。世間一般的な評判と、私が自分で使ってみたレビューをそれぞれ紹介していきます。
世間一般的な評判/レビュー
世間一般のレビューを見てみると、やっぱ皆「軽い」って言ってますね(笑)
ただその分、ドライブの威力も軽くなるだったりとか、相手のドライブやカウンターの威力が強いと、押さえきれないと言うレビューもあるみたいです。
やはり軽いと言うメリットがある分、デメリットを感じる人は多いみたいですね。
自分が使ってみた感想/レビュー
私が実際に使ってみた感想ですが、やはりめちゃくちゃ軽いです(笑)ラケットはTSPのスワットパワーで、両面に特厚のV11エキストラを貼ったのですが、なんと合計の重さが169gでした!
個人的には柔らかめのラバーの方が好きなので、どうかなーと思っていたんですが、シートが柔らかい分しっかりと食い込んでくれるので、フォアドライブもバックドライブも打ちやすかったです。
特にバック面でのミート打ちが、食い込んでくれる分すごく打ちやすかったです。スポンジが柔らかい方が好きな人でも使えるラバーだと思います!
個人的に使うとしたら、フォア面にV15エキストラ、バック面にV11エキストラと言う感じですかね。
まとめ
この記事では、V11エキストラの特徴と評判、V15エキストラやスーパーヴェンタスとの違いを解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
V11エキストラの特徴は、なんと言ってもラバーの重さが軽いことにあります。軽いのに性能は、ほぼほぼV15エキストラと同じです。ただ、ドライブの威力は若干落ちますが。
私のイメージでは、筋力があってスイングスピードが早い人にはV15エキストラ、筋力がなくてスイングスピードも早くない人には、V11エキストラがオススメと言ったところです。
また個人的には、バック面に張るとすごい使いやすかったので、気になる方はバックで使ってみてはいかがでしょうか!
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