皆さん、ファスタークG1というラバーをご存知でしょうか?有名な卓球選手も愛用していたり、レビュー動画も出ていたりするので、知っている方も多いと思います。
しかしまだ使ったことがなくて、ファスタークG1のことが気になっている方や、変えてみようか悩んでいる方も多いと思います。
この記事では、ファスタークG1にラバーを変えようか悩んでいる方のために、特徴やファスタークシリーズとの違い、使ってみた感想などを紹介していきます。
気になる方は、是非記事を読んで参考にしてください!
ファスタークG1とは
ファスタークG1は、日本の大手卓球メーカー「Nittaku」が販売しているラバーの、ファスタークシリーズの中でも上級者向けのラバーになります。
グリップ力に優れていて打球時の引っ掛かりが良く、トップ選手用のラバーですが幅広い層に使いやすく万能ラバーとして有名で、中級者にもオススメできるラバーとされています。
発売されてから随分立ちますが、数あるラバーの中でも常に販売実績トップに君臨するラバーで、トップ選手でも使用している選手がいて、男女関係なく愛されているラバーです。
2016年4月~2017年7月までの16ケ月間で、連続1位の売り上げ実績を上げているほどのラバーらしいのですが、そんなファスタークG1を詳しくレビューしていきましょう!
ファスタークG1を使っている有名選手
まずはファスタークG1を使っている有名な卓球選手を見ていきましょう。
選手名 | フォア面のラバー | バック面のラバー |
---|---|---|
伊藤美誠 | ファスタークG1 | モリストSP |
森薗政崇 | テナジー05 | ファスタークG1 |
田添健汰 | ファスタークG1 | ファスタークG1 |
上記のように、オリンピック選手からTリーガーなど男女関係なく、有名選手もファスタークG1を使用しています。またフォアでもバックでも使っていますね。
ファスタークG1とテナジーの違い
では、現在ディグニクスと共に人気ラバーのテナジーと比較してみると、どう違うのでしょうか?
性能はテナジーの方が上
ファスタークG1とテナジーシリーズを比べると、やはり全体的な性能はテナジーの方が上で、ファスタークG1は少し劣ってしまいます。
ボールのスピード、回転、弾みがファスタークG1の方が劣ってしまうことは否めないですね。
ファスタークG1とテナジーは似ている部分がある
ただ、ファスタークG1の方が劣っているとは言ったものの、打球感はテナジーと似ているような感じはあります。テナジーの下位モデルと言ってしまうと聞こえは悪いかもしれませんが、個人的にはそんな位置づけになります。
実際に、テナジーが6,000円台から値上がりした時は、多くのテナジーユーザーがファスタークG1に乗り換えたくらいです。
価格はファスタークG1の方が安い
もともとはテナジーとファスタークG1は同じくらいの値段でしたが、上記に書いてある通りテナジーが2,000円~3,000円くらい値上がりして、ファスタークG1の方が安い位置づけになりました。
このことから、値段を気にする方はテナジーではなく、ファスタークG1を選ぶ方が多いです。
ファスタークG1の特徴/メリット・デメリット
ここでファスタークG1の特徴や、使用するメリット・デメリットを紹介していきます。
ファスタークG1の良い所(メリット)
まずは、ファスタークG1の良い所を紹介します。
ボールを掴む感覚
1つ目のメリットは、ボールを掴むグリップ力が優れいていることです。打球時にボールが滑る感じが全くなく、しっかりとシートに引っ掛かって飛んで行ってくれます。
またシートは固いながらもしっかりと食い込んでくれるので、安心感や安定感もあって、気にせず思いっきり振れる感じがあります。
ミート打ちが打ちやすい
2つ目のメリットは、ミート打ちが打ちやすいことです。回転をかけてドライブ重視の方には関係ありませんが、ミート打ちが好きな方にはオススメできるラバーです。
特にフォアのミート打ちは、かなり打ちやすいですね。
ファスタークG1の悪い所(デメリット)
続いてファスタークG1の悪い所を紹介します。
インパクトが弱いと安定しない
扱いやすいファスタークG1ですが、デメリットもあります。それは、スイングスピードがある程度早かったり、インパクトが強くできる選手じゃないとボールが安定しないことです。
スイングスピードが遅かったり、インパクトが弱いとコントロールが難しくなり、ボールが暴発してしまうので注意です。
ファスタークシリーズのそれぞれの種類の特徴と値段・価格
ファスタークG1をメインに見ていきましたが、今度はファスタークシリーズと比較してみましょう。
ファスタークシリーズのそれぞれのスペックを比較
種類 | 発売日 | 値段 | スピード/スピン | 硬度 |
---|---|---|---|---|
ファスタークG1 | 2010年7月 | 6,000円円 | 15/12.5 | 47.5度 |
ファスタークC1 | 不明 | 5,800円 | 15.25/12.25 | 45.0度 |
ファスタークS1 | 不明 | 4,400円 | 15.5/11.75 | 45.0度 |
ファスタークP1 | 不明 | 6,000円 | 15.5/12.25 | 47.5度 |
ファスタークG1の特徴
ファスタークG1は上記でも説明した通り、上級者向けのラバーでミート打ちが打ちやすくインパクトが強くできる選手にオススメのラバーになります。
引っ掛かりが良くグリップ力に優れているラバーなので、グリップ力を求めている選手は1度使ってみてください。
ファスタークC1の特徴
ファスタークC1は、G1と同じシートを使ってスポンジは若干柔らかくなっていることが特徴です。同じシートを使っているのでグリップ力はそのままに、スポンジが柔らかくなっている分、インパクトが弱い選手でもボールをコントロールしやすくなっています。
G1を使ってみたいけど、スイングスピードが遅かったりインパクトが弱いという方は、ファスタークC1を使ってみましょう。
ファスタークS1の特徴
ファスタークS1は、G1に比べてシートとスポンジが柔らかくなっていて、どちらかと言うと初級者から中級者向けのラバーになっています。
柔らかい分、ボールをコントロールしやすくなっているので、基礎を学びたい方にはオススメのラバーになっています。
ファスタークP1の特徴
ファスタークP1は、ファスタークシリーズの中でも一番新しいラバーで、プラスチックのボール専用ラバーとして作られたそうです。シートもスポンジも他の3つのラバーから一新され、シートの粒形状が細くなり粒同士の間隔が広くなっています。
これにより、ボールの食い込みが今までのファスタークよりも良くなって、スピードが出やすくなっています。
ファスタークG1の寿命
ファスタークG1の寿命ですが、あまり長いようには感じなかったです。週5回2時間ずつの練習で使用したところ、1か月くらいでシートが白くなりすり減っていき、寿命が来てしまいました。
ただ、週5回練習する方はなかなかいないと思います(笑)大体の人が週1回から2回の練習だと思うので、それくらいの練習頻度であれば、2か月~3か月は持つかなと思います。
まず、テナジーよりは確実に寿命は長いので、そこは安心してください。
ファスタークG1の評判/レビュー
最後に、ファスタークG1の世間一般の評判と、自分が使ってみた感想を紹介していきます。
世間一般的な評判/レビュー
まず世間一般の評判ですが、やはりトップの売り上げを誇るラバーなだけあって、評価がかなり高いですね。「下回転打ちがしやすい」「ドライブで弧線を描きやすい」など攻撃面での評価が高いです。
また、フォア面で使いやすいという人もいれば、バック面でオススメと言う人もいるので、フォアでもバックでもどちらでも使いやすいみたいですね!
自分が使ってみた感想/レビュー
続いて、筆者が使ってみた感想です!世間一般の評価が高いだけあって、やっぱり使いやすかったです!ドライブを打つときに、掴む感覚があるのですごく扱いやすい印象でした。
また、しっかり回転もかかりますしスピードもそこそこ速いので、良いラバーだと思います。ただやはり、テナジーには劣りますね(笑)
シートが硬いので個人的には、使うとしたらフォア面で使いますね。バック面で使うには少し硬すぎる気がして、うまく食い込ますことができないと思います。
まとめ
この記事では、ファスタークG1の特徴やファスタークシリーズとの違いなどを解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
ファスタークG1は、テナジーには劣るものの個人的にはすごく良いラバーだなと思いました。メーカーも言っている通り、グリップ力がすごく打球時にしっかりボールがシートに引っ掛かってくれるので、ドライブが打ちやすかったです。
個人的には、バック面で使うよりフォア面で使うことをオススメしますが、スイングスピードが遅い人やインパクトが弱い人は、コントロールできないのでファスタークC1など柔らかめのラバーを使うようにしましょう。
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