VICTASといえば男子日本代表のウェア、V15エキストラやトリプルダブルエキストラなどのラバーが有名です。また丹羽孝希選手が契約しているメーカーでもあります。
そんなVICTASから2022年3月に「V20ダブルエキストラ(V>20 Double Extra)」という新しいラバーが発売されました。
この記事では、注目のV20ダブルエキストラの特徴や評判を徹底レビューしていきます。
V20ダブルエキストラとは
今までVICTASではV15シリーズややトリプルダブルエキストラ、ヴェンタスエキストラなどがが主流のラバーとして使われてきましたが、V20ダブルエキストラはそれらに変わる新ラバーとなります。
V20ダブルエキストラとVICTASのラバーのスペックを比較
種類 | 種類 | 値段 | 硬度 |
---|---|---|---|
V20ダブルエキストラ | ハイエナジーテンション裏ソフト | 6,200円(税抜) | 52.5度 |
V15エキストラ | ハイエナジーテンション裏ソフト | 6,200円(税抜) | 47.5度 |
ヴェンタスエキストラ | ハイエナジーテンション裏ソフト | 5,100円(税抜) | 47.5度 |
トリプルダブルエキストラ | 強粘着裏ソフト | 5,200円(税抜) | 57.5度 |
V11エキストラ | ライトニングテンション裏ソフト | 5,200円(税抜) | 47.5度 |
VICTASの主要ラバーと比べると値段はそこまで変わらず同じくらいですね。
ただ硬度に関しては、粘着ラバーのトリプルダブルエキストラよりは軟らかいものの、他のテンションラバーと比べると52.5度とかなり硬いラバーになります。
V20ダブルエキストラを使っている有名選手
2022年3月現在、V20ダブルエキストラを使っている有名選手はいませんが、これから契約選手が使っている情報が出てくるのでしょうか。
V20ダブルエキストラの特徴/メリット・デメリット
V20ダブルエキストラの基本情報がわかったところで、続いてV20ダブルエキストラの良い所や悪い所を見ていきましょう。
V20ダブルエキストラの良い所(メリット)
まずはV20ダブルエキストラの良い所を見ていきましょう。
ドライブの威力が出る
まず1つ目の良い所ですが、スポンジ硬度が52.5度と硬い分、ドライブなどの攻撃技術の威力が出やすいというところです。
しっかりと打球すればかなりスピードも出ますし、ブロックした際にボールが重く感じます。
パワーがなくてもしっかり飛ばせる
2つ目の良い所ですが、力の少ない女性や中学生でもボールをしっかり飛ばせるというところです。
スポンジ硬度が52.5度と硬いですが、打球感はそこまで硬いと感じることはなく、上級者やパワーのある選手じゃなくても扱いやすいラバーです。
V20ダブルエキストラの悪い所(デメリット)
続いて、V20ダブルエキストラの悪い所を見ていきましょう。
硬度通りの打球感ではない
V20ダブルエキストラの悪い所ですが、良くも悪くも52.5度という硬度通りの打球感ではないというところです。
硬度だけを見るとすごく硬そうに思いますが、実際に打ってみるとそこまで硬いという感じはありません。
ですので、硬いラバーが好きという方にはあまりオススメできないかもしれません。
V20ダブルエキストラとV15エキストラの違い
ではVICTASのフラッグシップモデルのラバー「V15エキストラ」との違いは何があるのでしょうか?
V20ダブルエキストラの方が弧線を描いた弾道が出やすい
まず1つ目の違いは、V20ダブルエキストラの方がドライブなどの技術の際、弧線を描いた弾道になりやすいというところです。
個人的には、V15エキストラの方が直線的なドライブになりやすく、V20ダブルエキストラは弧線の弾道になる印象です。
V20ダブルエキストラの方が台の深い位置に収まる
もう1つの違いは、V20ダブルエキストラの方が台の深くにボールが収まる印象がありました。
V15エキストラも台の深くにボールが収まりますが、安定して台の深くにいくのはV20ダブルエキストラです。
V20ダブルエキストラの評判/レビュー
最後にV20ダブルエキストラの評判やレビューを見ていきましょう。
ドライブ
まずドライブですが、スポンジが硬めで弾むラバーなので思いっきり打つとオーバーミスするかなと思いましたが、思った以上に弧線を描いてくれて台の深い位置にバウンドしてくれました。
スピードも回転もしっかりとありますし、尚且つ台の深い位置に収まるので、相手はかなりブロックしづらそうにしていました。
カウンター
またカウンターに関しても、スポンジ硬度のおかげで相手のドライブに押し負けることなく、きっちりと打つことができます。
回転をかけやすいため、前陣でも後陣でも安定して自分のボールにしてカウンターすることができます。
ブロック
続いてブロックですが、ブロックも相手のドライブの威力に押し負ける印象はないかなーというところです。
また軽く回転をかけながらの伸ばすブロックなど、ブロックで変化もつけやすかったので、ブロックからの攻撃の展開もやりやすそうです。
台上技術
台上技術に関しては、これといって特筆するところはない印象でした。
フリックやツッツキはまあいいですが、ストップは少し浮きやすいかなーというところです。
サーブ
最後にサーブですが、サーブに関しても特に印象はなく、普通に回転もかかりますし普通に安定するかなーって感じです。
悪くはないですが、めちゃくちゃ良い!という印象もなかったです。
まとめ
この記事では、V20ダブルエキストラの特徴や評判を徹底レビューしていきましたが、いかがでしたでしょうか?
V20ダブルエキストラは52.5度とスポンジ硬度は硬めですが、打球感はそこまで硬くないためパワーがない選手でも比較的扱いやすいラバーとなっています。
また他のラバーに比べて、安定して台の深い位置にボールが収まりやすいため、相手に取って取りづらいボールを打つことができるラバーです。
パワーがあまりないけどスポンジ硬度が硬めのラバーも使ってみたい方、深いドライブを打ちたい方は是非V20ダブルエキストラを使ってみましょう。
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