サーブとは
卓球のサーブは、ラリーの一番始めに打つ技術のことを言います。1球目攻撃とも言われる大事な技術で、サーブの種類は大きく分けて6つあることは、以前記事で紹介させていただきました。
出せる種類の多さや質の高さが卓球の試合の勝敗を左右してもおかしくないサーブですが、 サーブを出す時のルールが意外と多いことをご存知でしょうか?
いくら、出せるサーブの種類が多くても、回転の読みづらいサーブを出せても、ルールを守れていないと注意されてしまいます。今回はそんな卓球のサーブのルールをしっかりと理解していきましょう!
意外と細かいサーブのルール
そんなん当たり前やん、と言うものから、そうだったの?と思うものまで、初級者目線で紹介していきます。中級者以上の方はおそらくすべて知っているルールだと思うので、暖かい目で見てやってください。
1.構えた時、ボールを持っている手はパーにして広げる
サーブを出す前に構えると思いますが、この時ボールを持っている手は、手のひらを広げるようにします。手を広げてボールが相手に見えるようにしないと反則になるので注意しましょう。
ボールを握るのはもちろんダメですし、指の上に乗せるのも反則になります。最初は慣れていなくて、トスする時にボールが安定しないかもしれませんが、手のひらに乗せて上手くトスできるように練習しましょう。
2.トスする前に一旦止まる
サーブのトスの時は、一旦停止しましょう。サーブを出す構えをしてから、停止しないですぐにサーブを出してしまったりすると反則になるので注意しましょう。
ルール的にもそうですが、サーブに集中するためにも、心を落ち着かせるためにも、サーブを出す前には一旦停止するようにしましょう。
3.ボールは手のひらから16センチ以上トスする
サーブを出す時、ボールは手のひらから16センチ以上トスしましょう。トスしないでダイレクトに手からサーブを出したり、16センチ以下のトスでサーブを出してしまうと反則になるので注意しましょう。
また、トスが高い方がサーブの回転もかけやすいので、高いトスを上げられるように練習することをオススメします。
4.打つ瞬間ボールを腕や体で隠さない
サーブを打つ瞬間、ボールはレシーブする相手に見えるように打ちましょう。ボールを隠してサーブを出してしまうと、相手は回転を見極める術をなくしてしまいます。
体で隠すのはもちろんダメですし、ボールをトスした手も引くようにしましょう。
5.卓球台の上や外側で打たない
サーブは、卓球台の上で打ってはいけませんし、卓球台の外側でも打ってはいけません。トスして打つ瞬間は、卓球台よりも手前、フォアサイドとバックサイドよりも内側で打つようにしましょう。
6.自分のコートにもバウンドさせる
テニスやバドミントンのサーブは、ダイレクトに相手コートに打つと思いますが、卓球のサーブでは、自分のコートにバウンドさせてから相手コートにバウンドさせます。
7.ネットに引っ掛かって相手コートに入ったらやり直し
サーブを出す時、ネットに引っ掛かって相手コートに入るとやり直しになります。ネットに引っ掛かって入って、ラリーを続けようとすると恥ずかしいことになるので注意しましょう。
また、ネットに引っ掛からないで入るまで何度でもやり直しになるので、忘れないようにしましょう。
8.ネットに引っ掛かって自分のコートに戻ってきたらサーブミス
ネットに引っ掛かって相手コートに入るとやり直しでしたが、ネットに引っ掛かって自分のコートに戻ってくるとサーブミスになります。
また、ネットに引っ掛かって相手コートにバウンドせず、オーバーしてもミスになるので注意しましょう。
9.トスしたあと、キャッチしたり空振りしたらサーブミス
サーブのトスをしたあと、トスがうまくいかずキャッチしてしまうとサーブミスになります。空振りしてしまってもサーブミスです。
トスした時点でサーブを打つしかなくなるので、トスする前はしっかり集中するようにしましょう。
10.サーブは2本交代
サーブは基本的に2本交代です。ネットすると何回でもやり直しになりますが、サーブが入るかサーブミスは1本とカウントされます。
ただし、デュース(10体10)になるとサーブは1本交代になるので注意しましょう。
まとめ
このように、卓球のルールの中でもサーブは一番ルールが細かくなっています。せっかく質の高い、いろいろなサーブが出せても、ルールを守れていなくてフォルトを取られてしまうともったいないです。
また、昔とルールが異なっている部分もあるので、何十年ぶりに卓球を再開したという方はルールを守れていない可能性が高いです。この機会に一度、この記事を読みながら自分のサーブは大丈夫かな?と復習してみましょう!
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