カットマン選手の多くは、バック面に粒高ラバーを使っていることが多いです。ですが、初中級者の方はどの粒高ラバーを使えばいいかわからない方も多いですよね?
この記事では、カットマンにオススメの粒高ラバーを10選紹介していきますので、バック面のラバーで悩んでいるカットマンの方は、是非参考にしてください。
粒高ラバーとは
粒高ラバーは、ラバーの表面がツブツブになっていて、ボールが当たる瞬間にそのツブツブが倒れることで相手のボールの威力を吸収して打ち返せるラバーになります。
またそこまで弾まないラバーの作りになっているので、相手のドライブなどの威力のあるボールもしっかり抑えることができるため、カットマンやペン粒などの守備型の選手が多く使っています。
回転の変化もつけやすいため、自ら攻撃して得点したい方というよりかは、相手のミスを誘うようなプレーをしたい方にオススメのラバーになります。
カットマンが粒高ラバーを使うメリット・デメリット
カットマンの選手がバック面に使っているラバーでは粒高が一番多いです。では何故皆さん粒高ラバーをバック面に使うのでしょうか?粒高ラバーを使うメリットとデメリットを解説していきます。
カットマンが粒高ラバーを使うメリット
カットマンがバック面に粒高ラバーを使うメリットは、なんと言っても「ツッツキやカットの回転に変化をつけやすい」ということが挙げられます。
粒高ラバーを使うことによって、ツッツキやカットの回転をナックルにしたり、下回転をかけたりと回転の変化をつけやすくなるので、相手のツッツキやドライブのミスを誘うことができます。
カットマンが粒高ラバーを使うデメリット
メリットが大きい粒高ラバーですが、デメリットもあります。カットマンが粒高ラバーを使うデメリットは、粒高を貼っているバック面で攻撃を打ちづらくなることです。
粒高ラバーを使うことで守備系の技術は変化をつけられたりとメリットはありますが、攻撃技術が難しくなり打てても威力があまり出ません。ですのでバック側にチャンスボールが来たら、回り込んでフォアで打つことになり、慣れていない人には少し攻撃が難しくなります。
カットマンの粒高ラバーの選び方
粒高ラバーはどのように選べばいいでしょうか?粒高ラバーの選び方を見ていきましょう。
安定性重視か変化重視で変わる
粒高ラバーは、裏ラバーに比べて種類は少ないですが、少ないながらにいくつか種類があります。その中で、自分が粒高ラバーを使ってまずは安定したバックカットを身につけたいのか、回転の変化をつけたバックカットを身につけたいのかを考えてラバーを選ぶようにしましょう。
安定性を重視した粒高ラバーを選んでも、ある程度回転の変化はつけられます。変化重視で粒高ラバーを選ぶと、回転の変化は大きくなりますが、コントロールが難しくなります。この辺りもしっかりと頭に入れておきましょう。
ラバーのスポンジの厚さは?
ラバーのスポンジの厚さは「薄」「極薄」の商品が多いと思いますので、そちらを選ぶようにしましょう。「中」など少し厚めを選ぶと、飛びすぎてカットが安定しないと思うので注意です。
また「OX」という種類があります。これはスポンジなしの一枚ラバーというものなんですが、粒高ラバーの扱いに慣れている方なら大丈夫ですが、慣れていない方はこの「OX」もコントロールが難しいのでやめておきましょう。
カットマンにオススメの粒高ラバーを10選して紹介
ではカットマンにオススメの粒高ラバーを10選紹介していきます。この記事では安定重視と変化重視それぞれ5選して、合計10選紹介するので是非参考にしてください。
安定性重視のカットマンにオススメの粒高ラバー5選
まずは、カットやツッツキに回転の変化をつけるよりも、まずは安定させたいという方にオススメの粒高ラバー5選紹介していきます。
1.フェイントロング3(BUTTERFLY)
フェイントロング3は、2004年に発売してから現在まで多くのカットマンが使用するロングセラー商品です。安定性はもちろんですが、回転の変化もつけやすいので万人に受ける粒高ラバーです。自分が中学生の時のチームメイトのカットマンも、こちらのラバーを使用していました。
2.スパイクP2(DONIC)
スパイクP2は、日本のトップに君臨する塩野真人選手とDONICが共同開発した粒高ラバーで、安定性を重視して開発されたようです。バックカットでしっかり粘りたいというカットマンにオススメの粒高ラバーになります。
3.CURL P4V(VICTAS)
CURL P4Vは、CURL P1Vをベースにしてカットマン向けに改良された粒高ラバーになります。カットの切れ味も良く、粒が柔らかいので威力あるドライブも、抑え込んで安定したカットを打つことができます。
4.バーティカル20(STIGA)
バーティカル20は、「スピードドライブを打たれてもカットした際のオーバーミスがなくなった」と評判の粒高ラバーです。一般的な粒高ラバーは「横目」の粒の並びに対して、バーティカルは「縦目」です。縦目になっていることによって、威力あるドライブもしっかりと抑えることができます。
5.CURL P3V(VICTAS)
CURL P3Vは、カットマン初心者の方や初めて粒高ラバーを使う選手にオススメのラバーです。とても扱いやすくカットやブロックなど、全ての技術が安定する粒高ラバーです。
変化重視のカットマンにオススメの粒高ラバー5選
続いて、カットやツッツキの回転に変化をつけたいカットマンにオススメの粒高ラバー10選紹介していきます。
1.ウォーレスト(Nittaku)
ウォーレストは、初めて粒高を使うけど粒高特有の変化もしっかりつけていきたいという選手にオススメのラバーです。回転の変化も大きく、また安定性も高いため粒高初心者は使ってみるといいかもしれません。
2.グラスディーテックス(ティバー)
グラスディーテックスは、ドライブをカットやブロックする時に軽く当てるだけでもしっかりと回転がかかってくれる万能ラバーです。ただコントロールが難しく、慣れるまではしばらく時間がかかるので、しっかり練習して慣れていきましょう。
3.モリストLP(Nittaku)
モリストLPは、モリストSPの粒高バージョンで質の高いナックルボールが出やすい粒高ラバーです。回転に大きな変化をつけ、ナックルカットで勝負したい方にはオススメです。
4.デスペラード(Dr.Neubauer)
デスペラードは、どんなに威力のあるドライブもしっかり止まってくれますし、カットの切れも抜群ですし変化もつけられるし、かなり高性能の粒高ラバーです。ただし、使いこなすにはある程度の技術が必要なので、中級者以上へのオススメラバーになります。
5.ファントム0011∞(YASAKA)
ファントム0011∞は、自分で回転の変化をつけやすい思い通りのボールを打てる粒高ラバーです。ある程度粒高ラバーを使ったことのある中級者にオススメのラバーです。
まとめ
この記事では、カットマンにオススメの粒高ラバーを10選紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
カットマンはバック面に粒高ラバーを貼っていることが多いですが、自分がどういうプレーをしたいかによって、選ぶ粒高ラバーも変わってきます。
この記事では、威力あるボールを抑える安定重視の粒高ラバーと、回転の変化をつけて相手のミスを誘う粒高ラバーを紹介しました。読んでくださっている方は、この記事を参考にしながら自分がどういうプレーをしたいかを考えながら、自分にあった粒高ラバーを選んでいただければと思います。
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