この記事では卓球の裏ソフトラバーの、ライガンとライガンスピンの特徴や性能をレビュー、また2つのラバーの違いを詳しく解説していきます。
ライガンやライガンスピンがどんなラバーなのか気になる方は、是非参考にしてください。
ライガン・ライガンスピンとは
ライガン・ライガンスピンは、日本の卓球メーカー「YASAKA」が発売しているドイツ製のテンション系裏ソフトラバーです。分類的にはラクザシリーズと同じラバーになります。
値段等は後ほど紹介しますが、価格もリーズナブルで扱いやすいラバーとして、発売した2018年頃から数多くの選手が愛用しているラバーの1つです。
ラバーのコスパがすごく良いので、初めてテンション系ラバーを使ってみる方や、テナジーやディグニクスを使うのは高いし早いけど威力のほしい方に適しているラバーといった感じです。
ではどんなラバーなのか、詳しく解説していきます。
ライガン・ライガンスピンの特徴やメリットとデメリット
最初にライガンシリーズの特徴や、使うメリット・デメリットを見ていきましょう。
ライガン・ライガンスピンの良い所(メリット)
まずはライガンシリーズを使うメリットからです。
攻守ともに安心感のあるラバー
ライガンシリーズはシートもスポンジも比較的に柔らかめで、ボールをしっかり掴む感覚に優れているので、打球時にはすごく安心感があります。
ボールをしっかり掴むことによって、打球時にボールが上に持ち上がりやすいので、理想的な弧を描くような弾道になりやすいのもメリットです。
一発で決めに行くよりもラリー戦が好きな方が好みのラバーかもしれません。
比較的軽めなので、中学生や女性もスイングしやすい
またライガンもライガンスピンも比較的に軽めのラバーなので、中学生など若い選手から女性でも全力でスイングしやすいラバーになります。
パワーが弱い選手が重いラバーを使ってしまうと、振り遅れて詰まってしまってミスすることがありますが、ライガンシリーズなら振り遅れることなくドライブが打てます。
ライガン・ライガンスピンの悪い所(デメリット)
続いてライガンシリーズを使うデメリットです。
中上級者には物足りないラバー
ライガンとライガンスピンを使うデメリットですが、中上級者が使うには弾みが足りず物足りなく感じるかもしません。
コスパは良いですが、やはりBUTTERFLYのテナジーやVICTASのV15エキストラなどのテンション系ラバーと比べると、弾みもスピードも劣ってしまいます。
中級者になりたての方や、中級者を目指している方が使う分にはオススメのラバーといった感じです。
ライガン・ライガンスピンのそれぞれの種類の特徴と値段・価格
ライガンシリーズについてわかったところで、次はライガンとライガンスピン、それぞれの基本スペックや特徴を解説していきます。
ライガン・ライガンスピンのそれぞれのスペックを比較
種類 | 値段 | 重さ(特厚) | スピード/スピン/コントロール | 硬度 |
---|---|---|---|---|
ライガン | 3,700円(税抜) | 42グラム前後 | 10+/12+/11 | 40~45度 |
ライガンスピン | 3,900円(税抜) | 45グラム前後 | 10+/13-/11- | 40~45度 |
ライガンの特徴
ライガンの特徴は、上記にも記載していますがなんといっても安定感です。柔らかいシートとスポンジを組み合わせることにより、グリップ力がかなり良いのでどんなボールでも入る安定感があります。
ただし、テナジーやV15エキストラやファスタークG1のような威力のあるボールは出ません。ライガンの特徴は、威力よりもコントロール性能に優れているというところです。
ドライブなどの技術は取得できているが、試合になるとミスが多くなるという方は、ライガンを使うことをオススメします。
ライガンスピンの特徴
ライガンスピンの特徴は、名前の通り回転がしっかりかかることです。ある程度スピードも出ますが、特にループドライブの回転がかなりかかります。
ライガン同様に安定感がありますが、ドライブにもっと回転量がほしいという方は、ライガンスピンを使うことをオススメします。
ライガンとライガンスピンの違い
気になるライガンとライガンスピンの違いを紹介していきます。2つのラバーの何が違うかしっかり理解し、自分にはどちらが合うか見極めましょう。
ライガンスピンの方が回転がかかる
1つ目の違いは、やはりライガンスピンのほうが回転がかかることです。
ボールの威力やコントロール、安定性はそこまで変わりませんが、ループドライブやツッツキなどの回転系の技術の回転量はライガンスピンの方が上回ります。
ライガンでは回転量が物足りなくなったという方は、ライガンスピンを使うといいですね。
打球感がライガンの方が柔らかい
2つ目の違いは、公式のスポンジ硬度はライガンもライガンスピンも変わりませんが、実際の打球感ではライガンのほうが柔らかい気がします。
ライガンの方が打球感が柔らかい分、ボールを掴む感覚がしっかりあって安定する気がします。ただし、そこまで変わらないので気にする必要はないかもしれません。
ライガン・ライガンスピンの評判/レビュー
最後にライガンとライガンスピンを実際に使ってみた感想を紹介します。
ライガンを使った感想・レビュー
まずはライガンを実際に使った感想・レビューですが、やはり柔らかいので打球時のボールを掴んでいる感覚がしっかりあって、安心感がすごいです。
個人的に柔らかいラバーは好きなので、打っていてかなり気持ちいですね。ただめちゃくちゃ弾む感じではないので、安定はしますがドライブのバウンド地点がかなり浅くなります。
安定はしますが浅く入る分、相手もかなりブロックやカウンターが打ちやすくなります。
ですので、ラリー戦に持ち込んで勝ちたいという方はライガンを使うと良いかもしれません。
ライガンスピンを使った感想・レビュー
ライガンスピンを使った感想・レビューですが、たしかにライガンよりも若干回転量が上がった気はします。
スピードドライブやループドライブを打つと、ライガンよりも摩擦が良くなっている気がして、回転がかかっている感じがあります。
ただ自らしっかりかけようとしても、回転量には限界がある気がします。めちゃくちゃ回転がかかるというほどではなかったですね。
とはいえ回転量は上がるので、使うとしたらフォア面にライガンスピンでバック面にライガンといった感じですかね。
まとめ
この記事ではYASAKAのラバー、ライガンとライガンスピンの特徴や性能、2つのラバーの違いを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
この2つのラバーは、中上級者向けではなく初中級者向けのラバーになります。上級者の方にはまず物足りないラバーになるので注意が必要です。
ただしボールを掴む感覚に優れていてかなり扱いやすいラバーですし、そのわりには安くてコスパが良いラバーです。
中級者の方や中級者を目指している方にはオススメのラバーになるので、ぜひ使ってみてください。
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