皆さん、テナジーという卓球のラバーはご存知ですよね?プロの卓球選手から一般の選手まで、幅広い選手が使用している大人気ラバーです。
人気ラバーのテナジーですが、使ってみたくても値段が高くて簡単に手を出しづらいという方もいるのではないでしょうか?高いからこそ、自分に合わなかったらどうしようという気持ちで、なかなか手を出せない方もいると思います。
この記事ではそんな方々のために、テナジーの特徴や評判や使ってみた感想などを紹介していきますので、ラバー選びの参考にしていただければと思います。
※この記事ではFXやHARDは省きます
テナジーとは
テナジーは、日本の大手卓球メーカー「BUTTERFLY」から発売されている大人気の裏ソフトラバーです。
世界中のトップ選手から日本の一般の卓球選手まで、幅広い選手が愛用しているラバーで、裏ソフトラバーの代表と言っても良いほどのラバーになります。
ではテナジーはなぜそこまで人気なのでしょうか?人気が出ているのには必ず理由があるはずなので、しっかりレビューしていきます。
テナジーは値上がりした?
最初テナジーが発売された2008年から2015年までは値段が6,000円でした。V15エキストラやファスタークG1と同じ値段ですね。
その頃のラバーの値段と考えるとそれでも高かったですが、今で考えるとテナジーが6,000円は相当安いですね。
しかし2015年にバタフライが価格改訂を発表し、オープンプライスですが約8,000円前後で販売されるようになりました。約2,000円も値上げはユーザーからすると相当痛いですね。
値上げの理由は、バタフライ製品の値段が海外市場からすると日本ではかなり安値で、外国の方々がテナジーのまとめ買いをしていたからだそうです。
外国の方がテナジーを転売するからという理由で値上げされたなんて良い迷惑ですね。。
テナジーを使っている有名選手
トップ選手も使用していると説明しましたが、一体どんな選手が使用しているのでしょうか?まずは、テナジーを使用しているトップ選手を紹介していきます。
選手名 | フォア面のラバー | バック面のラバー |
---|---|---|
張本智和 | ディグニクス05 | テナジー05 |
松平健太 | テナジー05 | テナジー05 |
戸上隼輔 | ディグニクス05 | テナジー05 |
加藤美優 | テナジー80 | テナジー80 |
浜本由惟 | ディグニクス05 | テナジー80 |
サマラ | テナジー05 | テナジー80 |
テナジーは男女関係なく使用している選手が多く、このように見てみると、特にテナジー05を使用している選手が多いです。
テナジーとロゼナの違い
テナジーと、同じくバタフライから発売されている「ロゼナ」というラバーが似ていると言われていますが、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
性能は全体的にテナジーの方が上
テナジーの方が値段が高いだけあって、やはり全体的に性能はテナジーの方が上だと感じます。サーブの回転やドライブの威力など、テナジーの方があきらかに上ですね。
ただロゼナの方が、台上技術やバック対バックが安定しそうな感じはあります。
だがテナジーに似た性能を持っている
テナジーの方が性能があきらかに上ですが、打球感はテナジーにすごく似ていて、ロゼナも安定感がすごくあるラバーだと思います。
威力やボールの重さは落ちるかもしれませんが、ドライブの弾道だったりボールの食い込みの良さはテナジーに近いです。
テナジーを使いたいけどお金に余裕がない方は、ロゼナを使いましょう。
テナジーの特徴/メリット・デメリット
テナジーの特徴や、使うメリットとデメリットを解説していきます。
テナジーの良い所(メリット)
まずはテナジーを使うメリットから見ていきましょう。
なんでも入りそうな気がする
1つ目のメリットは、テナジーを使うとどんなボールでも入りそうな気がすることです。実際に使ってみるとわかりますが、ラバーにボールが当たりさえすれば入る感覚が出てきます。
このなんでも入る安定感を感じでしまうと、他のラバーが使えなくなってしまいますね。
攻撃の威力が上がる
2つ目のメリットですが、ドライブやカウンターなどの攻撃の威力が上がることです。そこまで技術がなくても、ドライブのスピードや重さが格段に上がります。
ただのフォア打ちでさえ、スピードが出るようになったなと感じるほどです。
金属音がなる
3つ目のメリットは、ボールを打った時の打球音が金属音になることです。ドライブを打った時に金属音が鳴るので、ラリーをしていてかなり気持ちいいです。
これだけで、強くなった気持ちになれますね。
テナジーの悪い所(デメリット)
続いてテナジーを使うデメリットを見ていきます。
値段が高い
1つ目のデメリットは、やはりなんと言っても値段が高いことです。いくら高くても他社のラバーは6,000円くらいですが、テナジーは8,000円前後します。
どれだけ性能が良くても、高すぎると少し手が出しづらいですね。
寿命が短い
2つ目のデメリットですが、ラバーの寿命が短いことです。後でも説明しますが、テナジーの寿命は1ヶ月程度とすごく短いです。
値段が高いのに使える期間が短いのは、かなり痛いですね。
弾みすぎる
3つ目のデメリットですが、良くも悪くもテナジーはボールが弾みすぎます。上級者であれば大丈夫ですが、初心者や中級者がテナジーを使うと弾みすぎて使いこなせないことが多いです。
基礎を覚えている段階の方は、テナジーを使わない方が良いかもしれません。
テナジーのそれぞれの種類の特徴と値段・価格
続いてテナジーシリーズのそれぞれの特徴や値段などを見ていきましょう。
テナジーのそれぞれのスペックを比較
種類 | 発売日 | 値段 | スピード/スピン | 硬度 |
---|---|---|---|---|
テナジー64 | 2009年4月1日 | オープン価格(7,300円~8,800円) | 13.5/10.5 | 36度 |
テナジー05 | 2008年4月21日 | オープン価格(7,500円~8,800円) | 13/11.5 | 36度 |
テナジー80 | 2013年1月21日 | オープン価格(7,300円~9,000円) | 13.25/11.25 | 36度 |
テナジー25 | 2008年11月21日 | オープン価格(7,300円~8,800円) | 13.25/11 | 36度 |
テナジー64の特徴
テナジー64は、もちろん安定感もありますが、スピードドライブなど速いボールを打ちたい方にオススメのラバーです。
スポンジもですが、テナジー64はトップシートも柔らかいので金属音が鳴り、ドライブを打っていて気持ちいいです。
安心感のあるラバーですが、スピードも求めている方はテナジー64を選びましょう。
テナジー05の特徴
テナジー05は、オールラウンドなプレースタイルの選手にオススメのラバーです。テナジーシリーズの中で一番回転がかけやすいので、安定感があります。
回転重視の方や両ハンドの安定性を求める方は、テナジー05を使ってみましょう。
テナジー80の特徴
テナジー80は、スピードと回転の両方のバランスのとれたラバーです。テナジー05とテナジー80の中間的な存在のラバーですね。
水谷隼選手が使用して、一気に注目が集まりました。回転もスピードも欲しい方にオススメのラバーです。
テナジー25の特徴
テナジー25は、他のテナジーに比べてトップシートが硬めに作られています。ですので、ドライブなどの回転をかける技術だけでなく、ミート打ちやスマッシュが得意な選手にオススメのラバーです。
あまり卓球台から下がらず、前陣でプレーする選手はテナジー25を使ってみると良いかもしれません。
テナジーの寿命
テナジーの寿命は、ラバーの中でも最も短く早く寿命が来るように思います。週2回の2時間の練習でテナジーを使ったところ、約1ヶ月でボールが滑るようになりました。
サーブやドライブの回転も結構落ちますし、ラバーの回りもボロボロになっていきます。性能はすごく良いですが寿命はかなり短いので、お金に余裕があればメインラバーとして使いたいですね。
テナジーの評判/レビュー
最後にテナジーを使った方の評判やレビュー、実際に自分が使ってみた感想を紹介していきます。
世間一般的な評判/レビュー
「他のどのラバーもテナジーは越えられない」や「回転やスピードが勝手に出る」など、やはりものすごい高評価ですね。
また、「寿命が短いと言われているが、寿命が来ても他のラバーよりは高性能」と言った感想もありました。
自分が使ってみた感想/レビュー
今回は「テナジー05」を使ってみた感想になります。自分が使ってみた感想ですが、フォア打ちやバック打ちなどの軽打の段階で勝手に回転がかかってくれました。
また軽くスイングしただけで、他のラバーに比べて重いドライブが打ててビックリしたのを覚えています。逆に弾みすぎてオーバーミスが多くなりました(笑)
打ってみた感じ、たしかに全性能が他のラバーよりも良いと感じましたが、テナジーに慣れてしまうと他のラバーが弾まなく感じて使えなくなってしまいそうなので、個人的には使いたくないなと思いました(笑)
テナジーのまとめ
この記事では、テナジーシリーズの特徴や評判、使ってみた感想を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
バタフライから出ているテナジーシリーズは、他のメーカーから出ているラバーに比べて値段が非常に高いですが、その分性能が非常に良いのでたくさんの選手が使用している理由がわかるほどでした。
ただ寿命が短いというデメリットもあるので、用具に余りコストをかけられない人は使わない方が良いかもしれませんね。
また性能が良すぎるので、初心者や中級者になりたてくらいの方が使うと、使いこなせないと思います。どうしても使いたいという方は、一番薄いスポンジを選ぶようにしましょう。
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