卓球メーカー「XIOM」から、ジキルとハイドH52.5とV47.5という2種類のラバーが2022年4月中旬に発売されました。
※マゼンタカラーのみ5月末発売
XIOMのラバーと言えば「オメガVIIツアーi」という値段が1万円を超えるハイスペックラバーが有名ですよね。
今回のジキルとハイドは定価7,000円くらいですが、どんなラバーなのでしょうか?
この記事では、ジキルとハイドの特徴と評判や、ジキルとハイドシリーズの2つのラバーの違いをまとめていますので、気になる方は是非参考にしてください!
ジキルとハイドとは?
まずは、ジキルとハイドシリーズがどのようなラバーなのか、スペックや実際に使っている有名選手などを確認していきましょう。
ジキルとハイドシリーズのスペック
ジキルとハイドシリーズのスペックは以下のような感じです。
種類 | 名前 | 発売日 | 値段 | 重さ(特厚) | 硬度 |
---|---|---|---|---|---|
裏ソフトラバー | ジキル&ハイドH52.5 | 2022年4月中旬 | 6,500円(税抜) | 48グラム前後 | 52.5度 |
裏ソフトラバー | ジキル&ハイドV47.5 | 2022年4月中旬 | 6,500円(税抜) | 48グラム前後 | 47.5度 |
ジキルとハイドを使っている有名選手
2022年5月現在のところ、ジキルとハイドシリーズのラバーを使っている有名選手はいないようですね。
XIOMの契約選手は、やはり「オメガVIIツアーi」を使っている選手が多いため、契約選手では今後使う選手はいないかもしれませんね。
ジキルとハイドの特徴
では、ジキルとハイドの良いところなどの特徴を紹介していきます。
二面性がウリのラバー
まずジキルとハイドH52.5とV47.5の2種類のラバーは、両方とも二面性がウリとなっているラバーです。
※その為、ラバーの名前もジキルとハイドと命名されているようです
H52.5は「ボールをキャッチする感覚と、圧力のある攻撃」で、V47.5は「引っかかりの良さと、高反発力」と言った二面性のあるラバーのようです。
こう聞くと、どちらのラバーも使ってみたくなりますね。
そこまで重くない
ジキルとハイドの2つのラバーは、それぞれ52.5度と47.5度といったスポンジ硬度で、一般的には硬めのスポンジの部類に入ります。
スポンジ硬度が硬いと必然的にラバーの重さは重くなるのですが、両方とも48グラム前後(特厚)とそこまで重くないのが嬉しいですね。
重すぎると振り遅れて角に当たったり、詰まってしまったりというミスが出てしまうので、ラバーの重さは気になるところです。
パッケージがかっこいい
これはラバーの性能とかは全く関係ありませんが、単純にパッケージデザインがかっこいいというのもジキルとハイドの特徴です。
まるで芸術作品かのような見た目のパッケージなので、購入時にちょっとワクワクしますし、嬉しさも倍増してしまいます。
ジキルとハイドH52.5のとジキルとハイドV47.5の違い
ジキルとハイドシリーズを使うメリットとデメリットがわかったところで、H52.5とV47.5の違いを見ていきましょう。
スポンジ硬度が違う
まず単純に、この2つのラバーではスポンジ硬度が違います。
名前にもある通りH52.5のスポンジ硬度は52.5度で、V47.5のスポンジ硬度は47.5度です。そのまんまですね。
ジキルとハイドH52.5は微粘着ラバー
ジキルとハイドH52.5は、裏ソフトラバーですがその中でも「微粘着」という粘着性のラバーになります。
粘着ラバーでスポンジ硬度が52.5度なので、打球感もかなり硬く感じると思います。
ジキルとハイドV47.5はテンションラバー
微粘着のH52.5に対して、ジキルとハイドV47.5はテンションラバーになります。
テンションラバーなので、H52.5よりも弾みますし打球感も柔らかいです。
ジキルとハイドの評判/レビュー
最後に、ジキルとハイドシリーズの評判やレビューです。
ジキルとハイドH52.5のレビュー
まずはH52.5のレビューからです。
ドライブ
まずドライブですが、粘着ですけど弾みはじゅうぶんあり、弧線もしっかり出るので安定感があります。
威力もあって申し分ないですが、ただ微粘着なので粘着ほどのクセ球は出ている感じはしませんでした。
ブロック
ブロックもしっかり止まってくれるので問題ありません。
特に引っ掛けて少し回転を掛けて、伸ばすブロックが打ちやすかったです。試合でブロックする際に、たまに伸ばすブロックが打てると相手は嫌がります。
台上技術
台上に関しては、ズバ抜けて良い部分はありませんが、ツッツキの回転も掛けて打てますし、ストップもしっかり止まりました。
またフリックも引っかかりが良いので安定します。が、めちゃくちゃ良い!っていう感じはありません。
サーブ
サーブも問題なく回転がかかりますが、同じ粘着でもトリプルダブルエキストラやディグニクス09Çの方がかかる印象です。
ただ、出しづらいとか回転がかからないということはなく、満足のいくサーブは出せます。
ジキルとハイドV47.5のレビュー
続いてV47.5のレビューです。
ドライブ
ドライブは打っていてオート感が強く、弾みやスピードの質が思った以上に高くびっくりしました。
性能が良い割にコントロールもかなりしやすく、フォアでもバックでも使えるラバーだと思います。
個人的にはかなり評価が高いです。
ブロック
ブロックに関してもコントロールしやすく、かなり安定感があります。
またちょっと当てそこなっても入ってくれるので、当たりさえすれば入ってくれるという安心感があります。
台上技術
台上技術も問題はありませんが、ストップする時にボールタッチの柔らかさが必要かなと若干思いました。
変に力が入ると、少し中途半端な長さになりそうなので注意です。
サーブ
サーブに関しては問題なく回転がかかりますし、長さの調整もしやすかったです。
変化もつけやすかったので、サーブは安心して出すことができます。
まとめ
この記事では、XIOMの最新ラバー「ジキルとハイドシリーズ」の特徴やレビューの紹介、またH52.5とV47.5の違いを紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
微粘着のH52.5もテンションラバーのV47.5も、他の卓球メーカーのフラッグシップラバーに負けない性能だと思います。
全体的にバランスよく使いやすいラバーなので、特に中上級者レベルの選手には一度使ってみていただきたいラバーです。
またパッケージもかっこいいので、絶対購入時ワクワクすると思います。
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