卓球の重要な用具である「ラバー」は、最近では品質の高いものがすごく増えてきています。
昔でこそ日本のメーカー「BUTTERFLY」や「Nittaku」のラバーが多く使われていましたが、最近では海外メーカーも多く見るようになってきました。
そんな中、日本のユーチューバーなどと契約をして、特に注目を集めてきているのが「TIBHAR(ティバー)」です。
そしてこの記事で紹介するのが、そのティバーから発売されて注目を集めた「ハイブリッドMK」です。
この記事では、ハイブリッドMKの特徴や評判を徹底レビューしていきます。
ハイブリッドMKとは
まずは、ハイブリッドMKがどのようなラバーなのか、スペックなどを確認していきましょう。
ハイブリッドMKのスペック
ハイブリッドMKのスペックは以下のような感じです。
名前 | 種類 | 発売日 | 値段 | 重さ(特厚) | 硬度 |
---|---|---|---|---|---|
ハイブリッドMK | スピン系テンション裏ソフトラバー | 2022年12月 | 6,900円(税抜) | 46グラム前後 | 48度 |
ハイブリッドK3 | 粘着系テンション裏ソフトラバー | 2021年12月 | 7,700円(税抜) | 49グラム前後 | 53度 |
ハイブリッドMKを使っている有名選手
続いてハイブリッドMKを使っている有名選手は、以下の選手がいます。
選手名 | フォア面のラバー | バック面のラバー |
---|---|---|
松平健太 | ハイブリッドMK | ハイブリッドK3 |
ハイブリッドMKは、現在ティバーと契約していて2022年の全日本選手権シングルスで準優勝した松平健太選手が使用しています。
MKの意味について
松平健太選手がハイブリッドMKを使用していますが、それもそのはず、ハイブリッドMKの「MK」は松平健太選手の略称になります。
ハイブリッドMKはティバーと松平健太選手が共同開発したラバーで、松平健太選手がプレーする上での要望を最大限に叶えたラバーです。
ハイブリッドMKの特徴/メリット・デメリット
では、ハイブリッドMKを使うメリットとデメリットを紹介していきます。
ハイブリッドMKの良い所(メリット)
まずはハイブリッドMKを使うメリットからです。
ハイブリッドK3がベースラバー
ハイブリッドMKは、海外のトップ選手であるサムソノフやヨルジッチが使用しているハイブリッドK3がベースになっています。
ハイブリッドK3は、プロ選手が繰り返し試打を行い研究を重ねた上で完成したラバーなので、そのラバーをベースにしているハイブリッドMKは、間違いなく高性能と言えそうなラバーですね。
前陣プレーに最適
ハイブリッドMKは、松平健太選手と共同開発され、松平健太選手のプレーを最大限に発揮するために作られたラバーなので、前陣プレーに最適にラバーになっています。
松平健太選手のプレースタイルは、前陣でのブロックだったり両ハンドのドライブやカウンターを得意とするプレースタイルです。
こういった、松平健太選手のようなプレースタイルを得意とする方や、目指している方にとってはオススメのラバーになります。
ハイブリッドMKの悪い所(デメリット)
続いて、ハイブリッドMKを使うデメリットです。
中陣でのプレースタイルには向いていない
ハイブリッドMKは、前陣でのプレーにはオススメラバーになりますが、中陣など卓球台から離れてのプレーになるとあまり向いていません。
安定しないことはありませんが、中陣からのドライブや引き合いになると強いボールが打てないので、中陣でのプレーを得意とする方は、違うラバーを使った方がいいかもしれません。
ハイブリッドMKとハイブリッドK3の違い
ではティバーの代表ラバーであるハイブリッドK3とは何が違うのでしょうか?
ハイブリッドMKとハイブリッドK3の違いは、粘着ラバーであるかそうでないかが一番大きい違いになります。
K3が粘着ラバーなのに対して、MKはスピン系テンションラバーです。
また、K3のスポンジ硬度が53度とかなり硬めに対してMKは48度と少し柔らかめなので、ハイブリッドMKの方が中級者から上級者まで幅広く使いやすい万人受けするラバーになります。
ハイブリッドMKの評判/レビュー
最後に、ハイブリッドMKの評判やレビューです。
ドライブ
まずドライブですが、普通に打ちやすく安定してれる安心感がありました。
前陣用ラバーといった感じでしたが、中陣でもしっかり安定してくれて変なミスはしないかなといった打球感です。
ただ、中陣からのドライブとなると、少し浅めのボールになっているかなという印象です。
カウンター
柔らかめのラバーなので打つ前は少し不安でしたが、松平健太選手との共同開発という前評判通り、カウンターがすごく打ちやすかったです。
柔らかめのラバーだと、相手のドライブの威力が上がれば上がるほど威力に負ける印象ですが、ハイブリッドMKはそんなことなく、威力を利用してカウンターができます。
ブロック
ブロックも前評判通り、ループでもスピードでも打ちやすくブロックがすごく安定します。
どんなボールでも抑えやすく、フォアでもバックでも当てれば返ってくれる、まさに松平健太選手のプレーを実現できます。
台上技術
テナジーとかのようにめちゃめちゃ飛ぶラバーというわけではないので、台上技術も比較的に打ちやすいです。
特にストップやツッツキ、流しツッツキなど守備技術がやりやすかったです。
サーブ
最後にサーブですが、サーブは特に印象的なことはなかったです。
普通に回転もかかりますし、ショートサーブもロングサーブも出しやすかったです。
まとめ
この記事では、松平健太選手が共同開発したハイブリッドMKの特徴や評判をまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。
紹介した通りハイブリッドMKは、松平健太選手のような前陣でブロックやカウンターを主体とするプレースタイルの方にオススメのラバーになります。
松平健太選手のようなプレーをしたい方や、前陣でのプレーに磨きをかけたい方は、是非一度手に取ってみましょう。
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