卓球の試合で勝つためには、ツッツキやブロックなどの守備の技術も大事ですが、ドライブやフリックなどの攻撃の技術もとても大事です。
特に3球目攻撃はとても重要で、3球目攻撃が安定しないとなかなか試合では勝てないと思います。
この記事では、そんな3球目攻撃の重要性や、3球目攻撃を安定させるにはどうすればいいかなどを紹介していきます。
3球目攻撃とは?
ではそもそも3球目攻撃ってなに?というところから説明していきます。
3球目攻撃はサーブを出した後、次の打球を攻撃することを言います。
具体的にどういうことかというと「自分のサーブ(1球目)→相手のレシーブ(2球目)→自分の打球(3球目)」といった感じになります。
サーブを出して、相手がレシーブしてきて、3球目の自分の打球の時にドライブなどで攻撃することを、3球目攻撃と言います。
3球目攻撃の重要性
3球目攻撃は試合で大事という話をしましたが、なぜそんなに大事なのでしょうか?3球目攻撃の重要性を説明していきます。
先制攻撃ができる
まず第一に、3球目攻撃ができることで相手に先制攻撃ができるというところです。
相手のレシーブに対して、攻撃せずにツッツキなどで繋いでしまうと、今度は相手に攻撃されてしまいます。
相手がよっぽどブロックが上手くなければ、攻撃される前に攻撃することで得点に繋がりやすくなるので、3球目攻撃は大事になります。
ラリーは4球目までに60%が終わる
卓球では実は、4球目までにラリーの60%が終わっているというデータが取れています。
ということはサーブ、レシーブ、3球目、4球目のミスをしなければ高確率で得点できるというわけです。
この中でも、サーブレシーブで得点できれば一番楽ですが、なかなかそうはいきません。
となると、3球目攻撃がとても重要になってきて、3球目をしっかりドライブなどで攻撃ができれば、得点しやすくなり試合で勝てるようになります。
3球目攻撃を安定させるには?ミスが多い人の特徴
3球目攻撃の重要性がわかったことろで、安定させるにはどうしたら良いでしょうか?安定させる方法を4つ紹介します。
考えてからサーブを出しているか
3球目攻撃を安定させるためには、サーブを出す際に「どういう3球目攻撃をしようか、そのためにどういうサーブを出すか」と考えられているかが大事になります。
3球目攻撃のことも何も考えずにとりあえずサーブを出すと、レシーブされてから3球目を打つまでの動きが鈍くなり、かなりの確率でミスしていまいます。
サーブを出す前は「どんなふうに3球目攻撃しようかな」と考えをまとめてから出すようにしましょう。
サーブの後構えられているか
またサーブを出した後、ちゃんと構えられているかも大事です。
サーブを出した後、ちゃんと構えずに棒立ちになっていたり、構えても姿勢が高いと上手く3球目攻撃はできません。
サーブを出した後は、必ず低い姿勢でしっかりと構えて、3球目攻撃に備えるようにしましょう。
自分のサーブの回転に負けていないか
上記の2つがちゃんとできていたとしても、自分のサーブの回転量に負けてミスしてしまうこともあります。
中級者レベルの選手でサーブが得意という人は、結構3球目攻撃のミスが多い特徴があります。
それは自分のサーブの回転量が多く、レシーブが返ってきた時にサーブの回転量がレシーブに残っていて、自分のサーブの回転に負けて3球目攻撃をミスしてしまっているからです。
3球目攻撃を安定させたい方は、自分のサーブの回転量にも注意するようにしましょう。
練習の時から試合で使うサーブを出しているか
また練習の時から、試合で使うサーブを出して練習しているかも大事になります。
あるあるなのが、試合の時は横下回転サーブをよく出したり、回転がめちゃくちゃかかっているサーブを出して3球目攻撃をするのに、練習では下回転サーブを出したり緩めの回転でサーブを出して3球目攻撃の練習をすることです。
試合と練習で出すサーブが違うと、練習しても全く意味がないです。
練習の時から試合で使うサーブを出して、3球目攻撃を安定させるようにしましょう。
3球目攻撃の練習メニュー
3球目攻撃を安定させる方法はわかりましたね。続いて3球目攻撃の練習メニューを紹介します。
サーブ→ドライブで一旦止める
3球目攻撃の練習をする時は、まずはサーブを出してレシーブをしてもらいドライブをして、ここで一旦ラリーを止めるようにします。
いきなりラリーを続けても、3球目が安定していないことには意味がありません。
まずはサーブ→ドライブで止めて、3球目攻撃の安定性を高めていきましょう。
サーブ→ドライブ→ラリーを続ける
上記の練習で3球目攻撃が安定してきたら、サーブ→ドライブからラリーも続けていきましょう。
特に3球目攻撃を打って、5球目までは必ず安定させられるようにしたいですね。
また試合で使うサーブが複数あるなら、全てのサーブから3球目攻撃を安定させられるようにしましょう。
3球目攻撃のパターン
最後に3球目攻撃のパターンを2つ紹介します。
下回転系のサーブを強くかけて両ハンドドライブ
1つ目の3球目攻撃のパターンは、短く下回転系のサーブを出して相手にツッツキをさせ、両ハンドドライブで攻撃です。
横回転系のサーブだとレシーブからフリックやチキータなどで攻撃されてしまうので、下回転を強くかけることがポイントです。
また強く下回転をかける分、相手のツッツキも回転がかかっているので、ネットミスしないように注意しましょう。
バックサイド気味にロングサーブを出して回り込みドライブ
2つ目の3球目攻撃のパターンは、バックサイド気味にロングサーブを出して回り込みドライブです。
バックサイドにロングサーブを出すことで相手の強い攻撃を防ぎ、またバック側にレシーブが集まりやすいため回り込んでドライブを打ちやすくなります。
ただし頻繁に使うと慣れられるので、ここぞという時に使うようにしましょう。
まとめ
この記事では、3球目攻撃の重要性や、3球目攻撃を安定させるにはどうすればいいか、3球目攻撃のパターンを紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
卓球のラリーは60%が4球目までに終わるとデータで出ているので、卓球の試合において3球目攻撃は非常に重要になります。
ですので3球目攻撃でミスを多くしてしまう人は、なかなか試合で勝つのは難しいです。
もし自分が3球目攻撃が苦手だなとか、ミスが多いなと心当たりのある方は、この記事で紹介した3球目攻撃を安定させる方法を参考にしていただければと思います。
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