ミズノといえば、日本の卓球界でも活躍している大島祐哉が契約している卓球メーカーです。
ミズノというとやはりシューズのイメージが強いですが、今回の新ラバーQクオリティはどのようなラバーなんでしょうか?
今回はそんなミズノから発売した新ラバー、Qクオリティの特徴や評判を徹底レビューしていきたいと思います。
Qクオリティとは?
ミズノのラバーと言えばQ3、Q4、Q5といった「Qシリーズ」のラバーが有名で、多くの選手が使っています。
今回のQクオリティは、このQシリーズの最新ラバーとなっていて今までのラバーよりも「扱いやすさ」が格段に上がったラバーになります。
Qクオリティのスペック
Qクオリティのスペックは以下のような感じです。
種類 | 発売日 | 値段 | 重さ(特厚) | 硬度 |
---|---|---|---|---|
裏ソフトラバー | 2021年12月 | 5,900円(税抜) | 46グラム前後 | 46度 |
Qクオリティを使っている有名選手
続いてQクオリティを使っている有名選手は、以下の選手がいます。
選手名 | フォア面のラバー | バック面のラバー |
---|---|---|
前出陸杜 | Qクオリティ | Q5 |
中学、高校と活躍している、ペンフォルダーの前出選手が使っているようですね。
Qクオリティの特徴/メリット・デメリット
Qクオリティの基本情報がわかったところで、続いてQクオリティの良い所や悪い所を見ていきましょう。
Qクオリティの良い所(メリット)
まずはQクオリティの良い所を見ていきましょう。
軽量化されている
まず1つ目の良い所は、今までのQシリーズに比べて軽量化されていて、ラバーの重さが軽いというところです。
ぱっと見では分かりませんが、トップシートを今までよりも0.12ミリ薄くしていることで、その分軽くなっています。
またトップシートを薄くしている分、ボールの食い込みも良くなっているので、安定感やコントロール性も良くなっているようです。
ボールの威力が上がる
2つ目の良い所は、ボールの威力と回転性能が良くなっているというところです。
公式でも説明されていますが、トップシートの粒と粒の間隔を狭くすることでボールとの接地面積が大きくなり、ボールの威力やスピード、回転量が向上しているようです。
寿命が長い
3つ目の良い所は、ラバーの寿命が長くなっていることです。
これも公式で説明されていますが、ラバーの寿命が長持ちするのでコストパフォーマンスもいいラバーとなっています。
Qクオリティの悪い所(デメリット)
続いて、Qクオリティの悪い所を見ていきましょう。
打球感が柔らかい
Qクオリティの悪い所ですが、良くも悪くも打球感が柔らかいところです。
公式ではラバーの硬さは46度となっていますが、打球感がそれよりも柔らかいような感じがして、パワー系の選手がドライブを打つと「ぐにゃ」という感覚になり上手く飛ばないような感じがしました。
特にカウンターは、相手のドライブの威力に負けそうな感じがありますね。
QクオリティとQ5の違い
ではミズノのフラッグシップモデルのラバー「Q5」との違いは何があるのでしょうか?
Qクオリティの方が重さが軽い
上記でも説明していますが、Qクオリティは軽量化されておりQ5に比べてかなり軽くなっているので、パワーのない選手が使ってもしっかりとスイングできます。
またもともとQ5は重いラバーです。Q5が好きだけど重くて使えなかったという人は、Qクオリティを使うことをオススメします。
Qクオリティの方が寿命が長い
ここも同じ説明にはなりますが、Q5に比べてQクオリティはかなり寿命が長くなっています。
ミズノのHPや担当者の開発秘話でも説明されていますが「Q5の2倍の耐久力」や「全日本に出場するかどうかのレベルの選手が使うと倍以上の耐久力が確認できている」とのことなので、かなりの寿命の長さが期待できます。
Q5の方が威力はある
いいところばかりのQクオリティですし威力も優れていると言われているQクオリティですが、個人的にはQ5の方が威力が出るように感じます。
体の使い方やスイングがめちゃくちゃ奇麗な選手だと関係ないかもしれませんが、やはりラバーの重さが軽くなる分、ボールの威力も落ちてしまいます。
ですので、ボールの威力は個人的にQクオリティよりもQ5の方が出ると思います。
Qクオリティの評判/レビュー
最後にQクオリティの評判やレビューを見ていきましょう。
ドライブ
まずドライブですが、軽くスイングしただけですごく引っ掛かりが良い印象があり、かなり安定してくれそうだなと思いました。
ただ軽い分、威力がめちゃめちゃ出るというわけではないので、一発で決めにいくというよりはどちらかというとラリーで勝ちたい選手向けといった感じですね。
※もちろん威力がないわけではありません。
また程よい柔らかさなので、フォアでもバックでもどちらでも使いやすいです。
カウンター
続いてカンターですが、トップシートの引っ掛かりがとてもいいため、スピードドライブに対してもループドライブに対してもしっかりとカウンターを打つことができました。
ただし、格上の選手のドライブをカウンターとなると、打球感が柔らかく感じ少し打ち負ける感覚もありました。
台上技術
ツッツキ、フリック、チキータなどの台上技術に関しても引っ掛かりが良いため、しっかりと回転をかけて繋ぐことができますので問題ありません。
ただストップは少し浮いたり、中途半端な長さになりやすいなとも思いましたが、練習して慣れればオッケーです。
ブロック
ブロックも打ちやすく、当てれば勝手に返ってくれるという感覚がすごかったです。
また引っ掛かりが良いので、軽く前にスイングすれば伸ばすブロックも簡単に打てるので、ブロック→攻撃というブロックからの反撃の展開が作りやすそうですね。
サーブ
最後にサーブですが、サーブに関しては特筆するべきところはなく、普通に回転がかかり普通に打ちやすいなーくらいの印象でした。
悪い所も特にないため、平均的といったところですかね。
Qクオリティのまとめ
この記事では、ミズノの最新ラバー「Qクオリティ」の特徴や評判を徹底レビューしていきましたが、いかがでしたでしょうか?
Qクオリティは全体的に優秀で、使いやすい印象が強かったです。
重さが軽くなっている分、幅広い選手が使えますし良いボールを打てるようになっています。
また耐久力もかなり優れているため、コストパフォーマンスもかなり良いラバーです。
Q4やQ5が好きだけど重くて使えないという方や、ラバーの質とコストパフォーマンスの両方が良いラバーを探している方は、是非Qクオリティを使ってみましょう。
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