この記事では、2023年春に発売されたYASAKAのラバー「ラクザXX」の特徴や評判をまとめています。ラクザXXがどんなラバーか気になる方、ラバーの変更を検討している方は是非参考にしてください。
またラクザXXとラクザXの違いにも触れていますので、気になる方は是非最後まで読んでいただければと思います。
ラクザXXとは
まずは、ラクザXXがどのようなラバーなのか、スペックなどを確認していきましょう。
ラクザXXについて
ラクザXXは、YASAKAの「ラクザシリーズ」の最新ラバーであり、YASAKAのハイエンドラバーになります。
YASAKAからハイエンドラバーの新作が発売されるのは、ラクザZ以来ですね。
ラクザXXとラクザXのスペックを比較
名前 | 種類 | 値段 | 重さ(特厚) | 硬度 |
---|---|---|---|---|
ラクザXX | ハイブリッドエナジー型裏ソフトラバー | 6,800円 | 53グラム | 47~52度 |
ラクザX | ハイブリッドエナジー型裏ソフトラバー | 6,000円 | 52グラム | 45~50度 |
ラクザXに比べると、ラクザXXの方がスポンジ硬度が若干硬くなっていますね。
その分重量も若干重くなっています。ここは誤差の範囲のような感じもしますが。
ラクザXXの特徴/メリット・デメリット
では、ラクザXXを使うメリットとデメリットを紹介していきます。
ラクザXXの良い所(メリット)
まずはラクザXXを使うメリットからです。
新スポンジを採用
ラクザXXは、新スポンジとして「気泡が大きく変形しやすい形状のスポンジ」を採用しています。
その為、今までのスポンジよりも硬めのスポンジですが、打球時にはボールをしっかりと食い込ませれて球持ちが良くなっています。
他メーカーに負けない攻撃力
スポンジ硬度以上に扱いやすいラクザXXですが、攻撃力にも定評があります。
他の卓球メーカーのハイエンドラバーと比べても、負けない攻撃力を出せるラバーなので、値段以上の性能なのかなという感じです。
ラクザXXの悪い所(デメリット)
続いて、ラクザXXを使うデメリットです。
ラバーの重量が重い
メリットも大きいラクザXXですが、デメリットとしてラバーの重量が重いという点もあります。
基本的にドイツ製のラバーは重いものが多いですが、ラクザXXも例外ではなくスポンジの厚さが特厚で重量53グラムと、かなり重い部類になります。
もし両面に貼ろうと考えているのであれば、スポンジの厚さを厚にすることや、軽めのラケットを検討することをオススメします。
ラクザXXとラクザXの違い
ではラクザXXとラクザXは何が違うのでしょうか?2つのラバーの違いを見ていきましょう。
スポンジ硬度が違う
ラクザXXとラクザXの違いは、まずスポンジ硬度が違います。
ラクザXXの方が若干(2度)硬く設計されていて上級者向けのラバーになっています。ただ、ラクザXXでは新スポンジを採用しているため、打球感はあまり硬く感じないです。
よりスピードがほしい方はラクザXX
ラクザXは回転重視の安定性を求めたラバーですが、ラクザXXは回転もありつつ、よりスピードが出やすいラバーになります。
ラクザXを使っていてスピードに物足りなさを感じている方は、ラクザXXを試してみても良いかもしれません。
ラクザXXの評判/レビュー
最後に、ラクザXXの評判やレビューを見ていきましょう。
ドライブ
まずドライブを打ってみた感じ、そこまでスポンジ硬度通りの打球感の硬さを感じず、むしろ球持ちが良く扱いやすいラバーだなと感じました。
ドライブに関してはちゃんと飛ぶし球持ちも良いし、良いとこどりのラバーといった印象です。
カウンター
パワーがなくてもカウンターがしやすいです。軽くスイングしただけで相手のドライブの威力を利用し、その威力のまま打ち返せる印象です。
ただ重いので、振り遅れには注意です。
ブロック
少し直線的に飛んでいくので、コントロールが若干難しい印象がありました。
特にスピードドライブをブロックするのが少し難しかったので、練習する必要アリです。
台上技術
ツッツキが低めの弾道になりやすかったです。攻撃的なツッツキがしたい方にはオススメですが、コントロールが若干難しいので慎重に選びましょう。
サーブ
サーブに関しては、特に可もなく不可もなくといった感じです。印象に残ることはなかったですね。
まとめ
この記事では、YASAKAのラバー「ラクザXX」の特徴や評判やラクザXとの違いをまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。
ラクザXは回転重視で安定型のラバーだったのに対し、ラクザXXは回転量もありますがラクザXよりもスピードや攻撃力が上がったラバーになります。
スポンジ硬度が上がり攻撃力が上がったからといって扱いずらくなったということもなく、意外と球持ちも良いので割と万人受けしやすいラバーなのかなと思います。
ただドイツ製ラバーということもあり重めなので、もし重いラバーが苦手だけど使いたいと思っている方は、片方のラバーを軽めのラバーにすることをオススメします。
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