卓球のラケットには大きく分けて「シェークハンド」と「ペンホルダー」の2種類に分けられていて、その他にも「ハンドソウラケット」を使っている選手もちらほら存在します。
ですが最近「ウイングスパン」という卓球メーカーが新たな形のラケットを開発し、少しずつですが使う選手が増えてきました。この記事では、その新たなラケットを紹介していきたいと思います。
ウイングスパンとカーブラインについて
ウイングスパンは2021年に起業され、2022年6月に日本卓球協会公認用具指定業者となった、新たな卓球メーカーになります。
本当に最近できたばかりの卓球メーカーのため、知らない人も多いと思います。
できたばかりの卓球メーカーのためか、まだラバーは作っていなくラケットのみの製作となっています。
この製作しているラケットがすごく珍しい形をしていて、シェークハンドでもペンホルダーでもなく「カーブライン」という4種類目の形のラケットになります。
私もまだ使っている人を1人しか見たことがありませんが、見た時は変わった形のラケットにすごく驚いたことを覚えています。
カーブラインの特徴
では4種類目のラケット「カーブライン」はどんなラケットなのでしょうか。
カーブラインのラケットの特徴は、なんと言ってもグリップ部分にあります。グリップが球形と円形の木材でブレードを挟む形で作られていて、かなり特徴的なグリップとなっています。
このようにブレードもグリップも曲線でできていて、直線がないことから「カーブライン」というラケットの名前になったそうです
カーブラインのラケットを使うメリット・デメリット
カーブラインのラケットを使うメリットとデメリットをそれぞれどんなことがあるのか見ていきましょう。
カーブラインを使うメリット
まずはカーブラインのラケットを使うメリットからです。
ラケットの重量が軽い
グリップの形状から、シェークハンドラケットやペンホルダーラケットよりもグリップの体積が小さいため、全体的な重量が軽くなっています。
そのため、比較的筋力が少ない小中学生や女性も思いっきりスイングしやすいラケットかなと思います。
手首を使いやすい
グリップの形状がシェークハンドのように長くなく球体になっているため、グリップが邪魔にならずかなり手首が使いやすくなっています。
そのためYGサーブやチキータなど、最新の技術が打ちやすいですし、回転がすごくかけやすいです。。
試合会場で注目を浴びる
まだまだ珍しいラケットのため、試合会場や練習会場で注目の的になるかなと思います。
カーブラインを使うデメリット
続いてカーブラインのラケットを使うデメリットです。
打ち方を教えてくれる人がいない
カーブラインのラケットを使っている人がまだまだいないため、打ち方を教えてくれたりアドバイスをしてくれる人がいないことがデメリットかなと思います。
その為、自分自身で練習時に試行錯誤しながら正解を見つけるしかありません。
反転はできない
グリップの構成上ラケットを反転(フォア面とバック面を持ち替えること)することができません。
ですので、フォア面に裏ソフトラバー、バック面に粒高ラバーなどを貼っていて、サーブ時に反転させるといったことができないので注意です。
カーブラインのラケットを紹介
最後にカーブラインのラケットを紹介していきます。
1.ブライターレイター(BRYTER LAYTER CLS)
ブライターレイターは、程よい弾みでコントロールがしやすくオールラウンダー向きのラケットです。
粒で守ってチャンスを作り攻撃する方や、バックではカットでフォアではドライブをするカットマンなど、攻守の切り替えをスムーズに行いたい方にオススメです。
2.ミルラ(MYRRH CLS)
ミルラでは硬めの木材を使用することにより、ブライターレイターよりも高反発なラケットとなっています。
その為、攻守ともに安定させたい方というよりかは、攻撃主体のゴリゴリのドライブマンにオススメのラケットです。
まとめ
この記事では卓球メーカー「ウイングスパン」やラケットの種類「カーブライン」について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
ウイングスパンのカーブラインは、まだまだ使っている選手は少ないですが、使いこなせれば強力な用具になること間違いなしです。
「軽いラケットを探している」や「手首を使って回転をかけやすくしたい」と思っている方には特にオススメのラケットになりますので、是非参考にしてみてください。
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