卓球のラケットの形は、日本式ペンを除いて全て当たり前のように丸い形をしています。皆さんもそれが当たり前と思っていますよね?
しかし2021年12月に丸い形ではない「六角形」のラケットが、スウェーデンの卓球メーカー「スティガ」から発売されました。
スティガは、高品質で洗練されたデザインのラケットが人気で、近年ではDNAシリーズのラバーも高い評判を獲得しているメーカーです。
この記事では、高品質なラケットを開発し続けているスティガの新発売の六角形のラケット「サイバーシェイプカーボン」の特徴や評判をまとめています。
ラケットの購入で悩んでいる方や、六角形のサイバーシェイプカーボンが気になる方は、是非参考にしてください。
サイバーシェイプカーボンとは?
まずは、サイバーシェイプカーボンがどのようなラケットかスペックなどを確認していきましょう。
サイバーシェイプカーボンのスペック
サイバーシェイプカーボンのスペックは以下のような感じです。
種類 | 発売日 | 値段 | 重さ | スピード/コントロール | 板厚 | 合板 |
---|---|---|---|---|---|---|
シェークハンドラケット | 2021年12月上旬 | 28,000円(税抜) | 85グラム前後 | 145/45 | 6.3ミリ | 木材5枚+カーボン2枚(インナー) |
サイバーシェイプカーボンを使っている有名選手
サイバーシェイプカーボンを使っている有名選手は、以下の選手がいます。
選手名 | フォア面のラバー | バック面のラバー |
---|---|---|
トルルス・モーレゴード | マントラH | マントラH |
現状は、スティガと契約しているスウェーデンの卓球選手「トルルス・モーレゴード」選手のみが使用しているようです。
モーレゴート選手は2021年の世界卓球シングルスで2位に輝き、その際にこの記事で紹介するサイバーシェイプカーボンを使っており、注目を浴びました。
4回戦での韓国のイム・ジョンフン選手との試合で、相手コートにラケットを投げつけたことでも若干注目を浴びていましたが(笑)
サイバーシェイプカーボンの特徴/メリット・デメリット
では、サイバーシェイプカーボンを使うメリットとデメリットを紹介していきます。
サイバーシェイプカーボンの良い所(メリット)
まずはサイバーシェイプカーボンを使うメリットからです。
スイートスポットが広い
サイバーシェイプカーボンはブレードが六角形になった分、通常のラケットよりもスイートスポットが広くなっています。
ですので少し体勢が崩れてしまっても、打点を落として打球してもある程度スイートスポットの広さがカバーしてくれるので、格段にミスが減ります。
目立てる
また六角形のラケットがサイバーシェイプカーボンしかないので、単純に目立つことができます(笑)
体育館での練習や大会でサイバーシェイプカーボンを使えば、目立って人気者になること間違いなしです。
サイバーシェイプカーボンの悪い所(デメリット)
続いて、サイバーシェイプカーボンを使うデメリットです。
重量が少し重い
サイバーシェイプカーボンを使うデメリットは、そこまでデメリットでもないですがブレードが六角形になっている分、若干通常のラケットよりも大きくなっています。
その分、重量も通常のラケットよりも重くなっているので、軽いラケットの方が好きという方には、かなり重く感じるかもしれません。
サイドテープが足りなくなる
またブレードが少し大きくなっている分、サイドテープが足りない場合があります。
メーカーによっては、サイドテープの長さが足りない可能性があるので注意しましょう。
通常のラケットと六角形のラケットの違い
サイバーシェイプカーボンを使うメリットとデメリットがわかったところで、通常の丸いラケットとの違いを見ていきましょう。
ラケットの重心が先端寄りになる
重量が少し重いという話は既にしていますが、ラケットの重心が先端寄りになっています。
先端寄りになっているということは、重く感じるのはもちろんですが、その分ドライブなどの振り遅れなども発生しやすいので注意が必要です。
見た目にインパクトがある
あとは見た目にインパクトがあるくらいですね。
丸いラケットか六角形のラケットかという違いがあるくらいで、あとはそこまで大きく変わりはないです。
サイバーシェイプカーボンの評判/レビュー
最後に、サイバーシェイプカーボンの評判やレビューです。
ドライブ
まずはドライブですが、他の通常のラケットと違いはなくしっかりと威力は出ますし回転もかかるという印象でした。
ですが後陣でのドライブに関しては重心が先端寄りな分、スイングスピードも速くなりドライブのスピードや回転が上がり、重いドライブが打てるような感じがありました。
台上技術
台上技術は、特に可もなく不可もなくといった印象です。
打ちづらいというのはありませんが、これと言ってフリックが打ちやすいや、通常のラケットよりもストップが安定するというのもなく、今までのラケットと特に変わりない感じです。
ブロック
ブロックに関しては、相手のドライブの威力に押されることなく、しっかりと抑えられる感覚が強かったです。
また早いドライブが来て反応が遅れてミドルのボールに対して当たり損なったとしても、スイートスポットが広い分しっかりと当たってくれた感覚があり、非常に安定感がありました。
サーブ
最後にサーブですが、個人的にはブレードの厚さがサーブを打つ時の持ち方に合っていて、かなり出しやすかったですし回転もしっかりかかる印象がありました。
ただ打ち方的に思いっきり回転をかける時、打ち終わりにブレードを自分の体に当てる癖があるので、ブレードが角張っている分ちょっと痛いというのがネックでした(笑)
まとめ
この記事では、スティガの新作ラケット「サイバーシェイプカーボン」の特徴と評判をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
サイバーシェイプカーボンは今までの丸いラケットとは違い、六角形のインパクトのある見た目のラケットですが、使いやすいという良い評判の多いラケットです。
特にスイートスポットが広くて当たり損なっても台に収まってくれるというのが、サイバーシェイプカーボンを使う大きなメリットという印象がありました。
少し値段は張りますが、サイバーシェイプカーボンを使うと目立ちますし、評判のラケットでもあるので、気になる方は一度使ってみてはいかがでしょうか?
コメント