【2020年】東京オリンピックのシングルス選手紹介

東京オリンピック個人戦その他

皆さん、いよいよもうすぐ東京オリンピックが開催されますね!近年では男女ともに中国人選手を倒したり、1度も勝ったことのない選手に勝利したりなど、日本人選手の活躍が目覚ましくなっています!

このような結果があるため、東京オリンピックでの卓球種目の金メダル獲得が大いに期待されています。そんな中、男女ともにシングルス出場の選手が決まりました。出場争いは接戦でしたね!皆さん知っているとは思いますが、この記事では東京オリンピックのシングルス出場選手の紹介をして行こうと思います!

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シングルスのオリンピックの選考基準

卓球のシングルスの東京オリンピック代表選手の選考基準は、2020年1月発表の世界ランキングによって決まります。2020年1月に発表される世界ランキングの、日本人の上位2名がJOC(日本オリンピック委員会)に推薦され、東京オリンピックのシングルス代表選手となります。

世界ランキングは、世界卓球やワールドカップ、グランドファイナルなど特定の大会の結果によってポイントが付与され、そのポイントの合計が高い順に世界ランキングが決まります。なお、ポイントの有効期限は翌年の同大会までとなっているようです。

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男子シングルス代表

まずは、男子シングルスの代表選手から紹介していきます!男子は、2020年1月現在の世界ランク5位の張本智和選手と、15位の丹羽孝希選手に決まりました。16位の水谷隼選手は惜しくも、シングルスの代表にはなれませんでした。

では東京オリンピックの卓球シングルス代表になった張本選手と、丹羽選手の紹介をしていきましょう!

張本智和選手

簡単なプロフィール

  • 生年月日:2003年6月27日
  • 出身:宮城県仙台市
  • 経歴:張本卓球場→北区立稲付中学校(JOCエリートアカデミー)→日本大学高等学校(JOCエリートアカデミー)
  • 世界ランク:5位(2020年1月現在)
  • 戦型:右シェークハンド裏裏ドライブ型

張本選手は宮城県の仙台市出身で、両親ともに中国の四川省出身です。父の張本宇さんは男子ジュニアの日本代表コーチを務めており、母の張凌さんは世界卓球選手権の元代表選手で、卓球一家です。2歳の時からラケットを握っている張本選手は、小学校1年生の時に、全日本選手権のバンビの部で優勝し、そこから6年連続でバンビ・カブ・ホープスと無敗の6連覇を達成しています。

中学からは、宮城県から東京に上京し、JOCエリートアカデミーに入学しています。そして入学と同じ年の世界ジュニア選手権で大会史上最年少の13歳でシングルス優勝を果たしています。

2018年の全日本選手権でも、同大会でその時、合計9回優勝している水谷隼選手に勝利し最年少優勝記録を新しく更新し、優勝しています。様々な大会で最年少記録を塗り替えながら優勝している張本選手は、2019年1月には世界ランク3位になり、世界ランキングの男子日本選手の過去最高位も更新しました。

得点した時のチョレイ!という雄叫びでもおなじみの選手ですね。

使用用具(2020年1月現在)

  • ラケット:張本智和インナーフォースALC(BUTTERFLY)
  • ラバーフォア面:ディグニクス05(BUTTERFLY)
  • ラバーバック面:ディグニクス05(BUTTERFLY)

プレースタイル

張本選手は、世界でもトップレベルのバックハンドの持ち主で、ボールタッチが非常に正確なのが特徴です。台上やチキータからのレシーブの試合展開を得意としているので、レシーブから積極的に攻撃していき、あまり台から離れることがありません。後陣でのプレーよりも、前陣や中陣辺りでのプレーを得意としている選手です。

張本智和のプレーを見る

丹羽考希選手

簡単なプロフィール

  • 生年月日:1994年10月10日
  • 出身:北海道苫小牧市
  • 経歴:青森山田中学→青森山田高等学校→明治大学
  • 世界ランク:15位(2020年1月現在)
  • 戦型:左シェーク裏裏ドライブ型

丹羽選手は、北海道苫小牧市出身です。もともと卓球選手だった父の影響で7歳の小学1年生の時に卓球を始めます。全日本のホープスの部を制し、中学は卓球の名門の青森山田に入学します。2011年に、世界ジュニア選手権で日本選手では2人目の優勝を果たし、翌年の世界選手権の団体でもチームに貢献し、銅メダルを獲得しています。

2013年の全日本では、男子シングルス一般の部で初優勝を果たし、日本一にも輝いています。2016年の前回のオリンピック、リオ五輪では日本の団体銀メダル獲得に大きく貢献しており、シングルスではベスト8と活躍しました。今年の東京オリンピックでも、非常に活躍の期待できる選手です!

使用用具(2020年1月現在)

  • ラケット:Koki Niwa Wood(VICTAS)
  • ラバーフォア面:V>15 Extra(VICTAS)
  • ラバーバック面:V>15 Extra(VICTAS)

プレースタイル

丹羽選手は、天才とも呼ばれており天性のボールタッチの良さを持っています。基本的には台から下がらず、卓球台に近い前陣での速攻プレーが持ち味のプレースタイルです。他の選手よりもドライブやカウンターの打点が早く、ピッチの速いプレーには数多くの選手が苦しめられています。

丹羽選手のプレーで、カウンターも多くのファンを魅了する技術の一つですが、相手のドライブに対してボールの斜め後ろを捉えてバックスピンをかけて打ち返す「カットブロック」も有名ですね!また、基本的に冷静沈着にプレーしており、どれだけ大きな大会でもクールに試合する姿も魅力的です。

丹羽考希のプレーを見る

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女子シングルス代表

では次に、女子シングルス代表の2名を紹介していきます!女子は、2020年1月現在の世界ランク3位の伊藤美誠選手と、9位の石川佳純選手に決まりました。2番手の石川選手と、惜しくも代表になれなかった平野美宇選手の代表争いはギリギリまで熾烈な争いとなっていたのが、とても印象的でした。

では東京オリンピックの卓球シングルス代表になった伊藤選手と、石川選手の紹介をしていきましょう!

伊藤美誠選手

簡単なプロフィール

  • 生年月日:2000年10月21日
  • 出身:静岡県磐田市
  • 経歴:昇陽中学→昇陽高校
  • 世界ランク:3位(2020年1月現在)
  • 戦型:右シェーク裏表前陣攻守

伊藤選手は2歳の頃に、両親が卓球をしている姿を見ていて、自分もやってみたくなりラケットを握ったのが卓球人生の始まりとのことです。母親も元卓球選手で、現在は卓球の上級指導員や公認コーチの免許、また整体師の資格も取得されているそうです。その両親のおかげもあり、2008年の全日本バンビの部で優勝をすると、2010年の全日本カブの部でも優勝し、10歳の時に出場した全日本卓球選手権も勝利し、福原愛選手が持っていた史上最年少勝利記録を塗り替えました。

中学以降は、世界でも活躍し、ITTFジュニアサーキット・カデット(U15)女子シングルスで優勝 (史上最年少)、ITTFジュニアサーキット・ジュニア(U18)女子シングルスで優勝 (史上最年少)など、世界大会で優勝し最年少記録を塗り替えまくっています。まさに天才ですね!

使用用具(2020年1月現在)

  • ラケット:アコースティックカーボン(Nittaku)
  • ラバーフォア面:ファスターク G-1(Nittaku)
  • ラバーバック面:モリストSP(Nittaku)

プレースタイル

伊藤選手のプレースタイルは、主流の裏裏とは違い、ラケットのバック面に表ラバーを貼っています。相手からすると回転量は弱いのに直線的なスピードのあるボールが返ってくるので、非常に嫌なプレースタイルになっています。しかもモリストSPは特にナックルボールが出やすいラバーなので、かなり嫌がられると思います。

またフォア側の攻撃でも変わった攻撃の仕方をしており、それがメディアで美誠パンチと呼ばれている技術になります。絶対に無理だろうという場面で、打点の速いミート打ちをするので、相手も対応しきれません(笑)また、近年では中国人選手を倒しまくっていて、卓球王国中国から恐れられ「大魔王」と呼ばれるようになっています。

伊藤美誠のプレーを見る

石川佳純選手

簡単なプロフィール

  • 生年月日:1993年2月23日
  • 出身:山口県山口市
  • 経歴:四天王寺羽曳丘中学校→四天王寺高等学校
  • 世界ランク:9位(2020年1月現在)
  • 戦型:左シェーク裏裏ドライブ型

石川選手は、山口県山口市出身で、両親共に元卓球選手という環境で育っていることから、小学1年生で卓球を始めます。小学6年生で初参戦した全日本で3回戦まで勝ち上がり「愛ちゃん2世」と呼ばれるようになり注目を浴びました。中学、高校時代には全日本のジュニアシングルスで史上初の4連覇を達成したり、インターハイ3連覇という輝かしい記録を残しています。また、2011年の全日本一般の部で初制覇もしています。

2012年のロンドンオリンピックでは、日本卓球界で男女を通じて史上初のシングルス4強入り、団体でも史上初の銀メダル獲得に貢献しています。2016年のリオオリンピックでは、団体でチームのエースとして5戦戦い全勝の大活躍を見せ銅メダルを獲得していますし、2017年の世界選手権で男子の吉村真晴選手と組んだミックスダブルスで、48年ぶりの優勝を果たし金メダル獲得も獲得しました。

長きにわたり、国内外で活躍している石川選手ですが、今回の東京オリンピック代表争いでは、平野美宇選手と壮絶な代表争いを繰り広げていましたね。1年の最後に行われるワールドツアーの、グランドファイナルの結果で2人のどちらかが代表になるというところまでもつれ込み、見事代表権を獲得した石川選手には東京オリンピックでの活躍を期待しましょう!

使用用具(2020年1月現在)

  • ラケット:ビスカリア(BUTTERFLY)
  • ラバーフォア面:キョウヒョウ NEO 3(Nittaku)
  • ラバーバック面:テナジー64(BUTTERFLY)

プレースタイル

石川選手のプレースタイルは、伊藤選手や平野選手と比べると少し打点を下げての強烈な両ハンドドライブで得点するのが特徴です。ラバーはフォアとバック共に裏ラバーで、世界でも非常にオーソドックスなスタイルです。少し打点を下げているとは言ったものの、他の選手と同様に台から離れることはなく、基本的には台から近い位置で早いドライブを打ちます。

また、石川選手は左利きなので、クロスやストレートなど、相手のいないコースをつくのがとても得意な選手です。ピッチの速いプレーとなると、伊藤選手や平野選手の方が上ですが、パワーや俊敏性は石川選手の方が上と言った感じです。

石川佳純のプレーを見る

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まとめ

東京オリンピックでは、上記の4選手が代表となりました!卓球をされている方なら、誰もが知っている選手ばかりですね。

オリンピックまであと少しですが、選手の皆さんもメダル獲得に向けて日々練習しているので、是非みんなで応援して盛り上げていきましょう!

また、皆さんも少しでもオリンピック選手に近づくためにドライブやツッツキなど、技術系のコツをつかみたいなどあれば、このサイトの他の記事を参考にしてみてください!

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