卓球スクールのコーチの仕事は主にレッスンですが、レッスン以外の仕事もたくさんあります。
この記事では、卓球スクールのコーチの仕事内容にはなにがあるのか、休みは多いのかや給料はどれくらいかなど、あらゆる疑問に答えていきたいと思います。
卓球のコーチの仕事に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
卓球のコーチに向いている人物像とは?
コーチの仕事内容を紹介する前に、まずは卓球のコーチに向いている人物像を紹介します。
とにかく卓球が好きな方
まずはなんと言っても、卓球がとにかく好きな方がコーチには向いています。当然ですが自分自身が卓球を好きじゃないのに、人に教えられませんよね。
また最後まで読んでいただけるとわかりますが、いろいろなことを踏まえてそれを上回る「卓球が好き」という気持ちがないと卓球スクールでのコーチは続きません。
人と話すのが好きな方
卓球のコーチはレッスン業務がメインですが、接客業でもあります。当然お客様とお話する(コミュニケーションを取る)時間は長くなりますので、人と話すのが苦手な方は向いていないです。
またレッスンをするということは、お客様の卓球スキルをヒヤリングしたり、わかりやすいようにアドバイスしなければいけません。ヒヤリング能力や、伝える上手さも求められます。
メンタルの強い方
最後にメンタルも強いほうが良いかもしれません。極稀にですが、お客様から厳しい意見を頂いたり理不尽なクレーム電話が来る場合もあります。
気にしてしまったり、傷ついていると身がもたないので、そういった意味ではメンタルの強いほうが向いているかもしれないですね。
卓球のコーチの仕事内容とは?
では本題の、卓球のコーチの仕事内容を紹介していきます。
レッスン
まずコーチの一番の仕事はレッスンです。お客様には「卓球を楽しみたい方」「大会に出て勝ちたい方」「運動不足解消や健康目的の方」など様々います。
レッスン前にしっかりとヒヤリングをして、お客様1人1人に合わせたレッスンメニューを提案することを大事にします。
レッスンの記録
レッスンが終わったらどんな練習をしたか、どういう技術が良くなってどういう課題があったかなど記録して、次回のレッスンに役立てます。
またお客様とレッスン中に世間話をすることも多々あります。お話した内容も記録しておくことで、次回来店された時の会話のネタになったりします。
ボール拾い・レッスンサポート
レッスンが空いている時は、他のコーチとレッスンしているお客様が1球でも多く練習できるように、ボール拾いをします。
また時にはコーチがしっかりとお客様のフォームチェックをできるように、球出しなどのサポートもします。
接客(コミュニケーション)
レッスン中はもちろんコミュニケーションを取りますが、レッスンとレッスンの間での時間のお客様とコミュニケーションも大事にしています。
世間話だったり、卓球の調子はどうか伺ったり、大会の結果を聞いたり、最近の課題を聞いたりとお話することはいろいろあります。
レッスン以外の時間でも、お客様と接して楽しませて来店の満足度を上げていきます。
用具注文
レッスンをしていると、用具の注文をお願いされることもあります。お願いされたら、メーカーなどに注文して取り寄せます。
またレッスン中に、お客様が使っているラバーに寿命が来ていたら「そろそろ変えたほうが良いですよ」と伝えたり、お客様にラバーが合っていないと思ったら、違うラバーを勧めたりもします。
押し売りするのではなく、あくまでお客様のことを考えて助言をするようにします。
ラバー貼り
レッスンを受けられるお客様は、自分自身でラバーを貼れない方が多いですので、お客様のラバーを貼るのも仕事の1つです。
1回だけですがグリップテープを注文した方がいて、グリップテープも貼ってくれと言われて、貼ったことがないので貼り方がわからず困ったことがあります(笑)
備品発注
コーチの仕事は卓球関係だけではありません。掃除用具やペンや付箋などの備品注文も仕事です。
空き時間に、備品チェックをして足りない備品を注文します。
施設の清掃
卓球台拭き、モップがけ、トイレ掃除、更衣室掃除など施設内の清掃もします。お客様が来店した時に、ちらかっていたり汚い施設だと、また来ようと思えませんよね。
ですので開店前や閉店後、空いている時間にはこまめに施設内をチェックして清掃し、お客様にはきれいな空間で卓球を楽しんでもらえるようにします。
受付・レジ
来店されたお客様の受付対応や、レジでのお会計の対応もします。スムーズに案内できるように、事前に来店するお客様の名前や時間帯は把握しておきます。
レジ対応では、金額等間違えないようにレッスンメニューごとの料金をしっかり覚えておきます。
電話対応
体験希望の電話やレッスンの予約の電話から、レンタルコート希望の電話までいろいろな電話が鳴ります。
なるべく待たせないように電話を取り、丁寧な受け答えをして電話でも良い印象を与えるようにします。
締め作業
営業が終了したら掃除、戸締まり、レジの締めなどの作業をします。
翌日の予約確認
その日のレッスンや作業が終了したら、翌日のレッスンの予約確認をします。
前日に、誰が予約してくださっているかを確認して、事前にレッスンメニューを考えておきます。
予約枠の作成
卓球スクールにもよると思いますが、お客様がレッスンを予約するための予約枠を事前にコーチが作成します。
お客様が予約しやすいような「この時間帯にはこのレッスン」というのを考えながら、予約枠を作成します。
施策・キャンペーン考案
より多くのお客様に来店してもらうために、お客様が来店したくなるような施策やキャンペーンなども考えます。
他の卓球スクールや、スポーツジムを参考にするために、見学に行くこともあります。
レッスンメニュー考案
ずっと同じレッスンメニューしかないと飽きてしまうお客様もいるため、新しいレッスンメニューを考えたりもします。
卓球スクールによってはコーチ自身が考えることもあれば、店長やその上の役職の人が考える場合もあります。
卓球のコーチの年間の休日は多い?少ない?
上記のようにレッスン以外にも多くの事務作業をしないといけないコーチですが、年間の休日日数は多いとお思いますか?
2020年度では、私が働いている卓球スクールは年間休日110日で、別の卓球スクールで働いている友人は年間休日112日です。
ちなみに2020年度の一般のサラリーマンや公務員の年間休日は128日前後らしいです。
という事で、卓球スクールのコーチの休みはめちゃくちゃ少ないです。サラリーマンと比べると年間約18日少ないので、月に1日分以上は少ない計算になります。
卓球のコーチの給料・年収は多い?少ない?
休みの少ない卓球スクールのコーチですが、給料や年収は良いと思いますか?
友人から聞いた情報や求人などを見てみると、28歳前後の年齢のコーチで年収280万くらいから330万くらいが多いですね。月の給料でいうと20万から25万くらいでプラスでボーナスといった感じです。
同じ年齢でも、一般企業のサラリーマンや公務員に比べると少ないですね。また業務量に比べるとかなり少ないように思います。
働いている卓球スクールが歩合制を導入していて、人気コーチならもっと貰えると思いますが。
卓球のコーチには資格は必要?
最後に卓球のコーチには資格が必要か気になる人もいると思うので、いるのかどうかを説明していきます。
コーチ業をおこなうに当たり、コーチの資格はなくても大丈夫です。ただ、持っていたほうがハクもつくので、取るタイミングがあれば取っておいたほうが良いと思います。
詳しい説明は割愛しますが、コーチの資格には「公認卓球コーチ1」「公認卓球コーチ2」「公認卓球コーチ3」「公認卓球コーチ4」があります。
これは数字が大きいほど取るのが難しく、すごいコーチという証になります。
まとめ
この記事では卓球スクールでコーチとして働きたい方のために、卓球スクールで働くコーチの仕事内容を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
当然レッスンはしますが、このように見ると意外と地味な事務作業も多いですね。この多い事務作業をレッスンの合間に行わないといけませんので、サービス残業も多くコーチの仕事は大変です。
またサービス残業が多いわりに、休みが少ないですし給料も少ないです。それを勝るほどに卓球が好きなのであれば、卓球スクールのコーチを目指しましょう。
コメント