下回転と上回転に対してのドライブの打ち分け方

フォアドライブの打ち分け攻撃(上回転のフォア技術)

卓球を始めた初心者の方は、ある程度基礎を覚えたら攻撃の技術のフォアドライブの練習をすると思います。そのフォアドライブが多球練習である程度安定してきたら「下回転サーブ→3球目ドライブ→ラリー」や「ツッツキ→4球目ドライブ→ラリー」など、ラリーの流れの中でドライブ練習をしますよね?

この時、サーブからドライブやツッツキからドライブまでは上手くできても、ドライブを打った後のフォアの攻撃をミスしてしまうことありませんか?よくあるミスが、オーバーミスです。

この記事では、ツッツキなどの下回転に対してのフォアドライブを打った後、返ってきたボールに対してフォアでの攻撃をオーバーミスしないようにするためのコツを紹介していきます。上手く打ち分けられない方は、ぜひ参考にしてください。

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下回転に対してドライブを打った後、返ってきたボールを打つとオーバーミスが多い?

なぜオーバーミスが多い

フォアドライブを覚えた後、だいたいつまずいてしまうのは下回転に対してフォアドライブを打った後、返ってきたボールに対してオーバーミスしてしまうことです。

ではなぜオーバーミスが多くなるかと言うと、回転が変わっているからです。下回転に対してフォアドライブを打つということは、下回転を上回転に回転を変えていることになります。そうするとフォアドライブを打って返ってきたボールも上回転になります。

上回転に対しても何も考えずに同じように打ち返してしまうと、オーバーミスしてしまいます。ですので打ち分けの練習をする時、ミスしないためには、回転が変わっているということを意識して練習するようにしましょう。

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下回転と上回転に対してのドライブを打ち分ける流れ

ドライブの打ち分け方

さっそく、下回転に対してフォアドライブを打った後、オーバーミスしないようにドライブを連続で打つ方法を見ていきましょう。

  1. 膝を曲げ、腰を右に回し、ラケットを下から上にスイングして、下回転に対してフォアドライブを打つ
  2. 膝は使わず、腰を右に回し、ラケットを後ろから前にスイングして、上回転に対してフォアドライブを打つ

簡単に打ち分けの流れを説明すると、上記のようになります。

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キレイにドライブを打ち分けるためのコツ

ドライブの打ち分けのコツ

下回転と上回転の打ち分けの流れがわかったところで、ドライブを打ち分ける時のコツを5つ紹介していきます。このコツさえ覚えられれば、連続で攻撃ができるようになります。しっかり読んでいきましょう。

1.スイングの方向を変える

まず1つ目のコツは、下回転に対してドライブを打つ時と上回転に対してドライブを打つ時で、スイングの方向を変えることです。

下回転に対してドライブを打つ時は下から上にスイング、上回転に対してドライブを打つ時は後ろから前にスイング、という風にドライブを打ってみましょう。

このようにスイング方向を変えるだけで、一気にミスが減るので練習の際は意識してみてください。

下回転に対しては下から上に、上回転に対しては後ろから前にスイング

2.ラケットの角度を変える

2つ目のコツは、下回転に対してドライブを打つ時と上回転に対してドライブを打つ時で、ラケットの角度を変えることです。

下回転に対してドライブを打つ時はラケットの角度を相手の方向へ向けてスイング(地面に対して80度から90度くらい)、上回転に対してドライブを打つ時はラケットの角度を斜め下に向けてスイング(45度くらい)してみましょう。

このように相手のボールの回転によってラケットの角度を変えることで、ドライブのミスが減ってくれます。

下回転に対してはラケットを相手の方向へ向けて、上回転に対しては斜め下に向ける

3.戻りを早くする

3つ目のコツは、ドライブを打った後の戻りを早くすることです。ドライブを打った後の戻りが遅いと、下回転に対してのドライブが入ったとしても、返ってきた上回転のボールに対して対応できず、振り遅れて角に当たったりオーバーミスしてしまいます。

ですのでミスを減らすためには、1回1回ドライブを打った後の戻りを早くすることを意識して練習しましょう。

下回転に対してドライブを打った後、動きを止めないようにする

4.力を抜く

4つ目のコツは、ドライブを打った後の手や肩の力を抜くことです。ドライブを打つ瞬間、力を入れてスイングすると思いますが、打った後はしっかりと力を抜きましょう。

そうすることで素早く戻ることができ、次のドライブの準備がスムーズにできてミスが減ります。力が入りっぱなしだと、スイングスピードも遅くなったりしてタイミングが合わなくなるので注意です。

ドライブを打った後、一回一回力を抜く

5.足を止めない

5つ目のコツは、足を止めないことです。ボールは同じ位置に飛んでくることはありません。なのに下回転に対してのドライブを打つ時と、上回転に対してドライブを打つ時で同じ立ち位置にいると、手だけで調整して打ちにいくことになりミスしてしまいます。

ですのでドライブを打ちにいく時は同じ位置で打ちにいかず、1球1球に合わせて打ちやすい位置に動いて打つようにしましょう。

ドライブを打った後、その場で次のボールを打ちにいかない
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キレイにドライブを打ち分けるための練習方法

ドライブの打ち分けの練習方法

下回転と上回転に対してのフォアドライブの打ち分けのコツがわかったところで、続いて安定させるための練習方法を見ていきましょう。多球練習とラリー練習に分けて紹介していくので、まずは多球練習の環境がある方は多球練習から行っていきましょう。

多球練習

ワンコースに下回転と上回転のボールを交互に出してもらう

多球練習からです。まずはワンコースに下回転と上回転の球出しを交互に出してもらい、回転に合わせてドライブを打ち分ける練習をしていきましょう。

この時、上記の5つのコツを意識して練習をするのですが、特にスイング方向とラケットの角度の2つはしっかりと意識していきましょう。これだけでミスは減っていきます。

フォア半面に下回転と上回転のボールを交互に出してもらう

ワンコースで回転に合わせたドライブの打ち分けがある程度安定してきたら、今度はフォア半面に下回転と上回転のボールを交互に球出ししてもらって、練習をしていきます。

ワンコースではなく半面に球出しをしてもらうので、次は足を止めずにボールに合わせて動きながら打ちにいくように意識していきましょう。こうすることで、オール練習の時でもしっかり動きながら打てるようになります。

ラリー練習

サーブから3球目攻撃、5球目攻撃の練習

多球練習で回転に合わせたドライブの打ち分けができるようになったら、今度はラリーでも練習していきましょう。まずはサーブからの練習で、下回転サーブを出した後ツッツキを打ってもらいます。ツッツキに対してフォアドライブを打ったらブロックしてもらい、ブロックに対してドライブを打ちます。

実際のラリーだと早く感じて戻りが遅れがちですが、上記のコツをしっかり意識しながら練習していきましょう。

レシーブから4球目攻撃、6球目攻撃の練習

今度はレシーブからの練習です。相手の下回転サーブに対してツッツキを打ちます。ツッツキ返してもらいフォアドライブを打ち、ブロックしてもらってブロックに対してドライブを打ちます。

レシーブからの練習だと、ツッツキに対してのドライブもミスが増えがちです。ミスが増えてしまう人の特徴は、だいたいツッツキからの戻りが遅いことが多いです。ツッツキからの戻り、ドライブからの戻りなど、1つ1つの動きの戻りを素早くしていきましょう。

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下回転と上回転に対してのドライブを打ち分けをミスしないために意識すること

ミスしないためには

下回転と上回転に対してのドライブを打ち分けをミスしないために意識することは、やはりラケットのスイング方向と、ラケットの角度です。

ラケットのスイング方向を、下回転対しては下から上に、上回転に対しては後ろから前にすることでミスが減りますし、ラケットの角度を下回転に対しては立てて、上回転に対しては下向けることでオーバーミスが格段に減ります。

打ち分けの練習をする時は、まずはこの2点をしっかりと意識していきましょう。

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まとめ

まとめ

この記事では、ツッツキなどの下回転に対してのフォアドライブを打った後の、返ってきたブロックに対してフォアでの攻撃をオーバーミスしないようにするためのコツを紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

特にフォアドライブを覚えたての初心者から中級者の方は、下回転に対してのフォアドライブを打った後、返ってきたボールに対してオーバーミスしやすい傾向にあります。

このようなミスをしてしまう方は、だいたいスイングの方向やラケットの角度が「下回転に対しての打ち方」のままになっていることが多いです。

ですのでこの記事を参考に、特にスイング方向やラケットの角度を意識しながら練習してみてください。きっとミスが減るはずです!

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