カットマンにとってフットワークは大事ですが、カットマンを目指している方やカットマンになりたての方は、どんなフットワーク練習をすればいいかわからない方もいると思います。
この記事では、カットマンが練習するべきフットワーク練習を10つ紹介していきます。動けるようになりたいけど、どんなフットワーク練習をしたらいいかわからないという方は、是非参考にしてください。
カットマンがフットワーク練習をするメリット
カットマンがフットワーク練習をするメリットは、もちろん動けるようになることです。
卓球の戦型でもカットマンは特に、ドライブマンなどよりも前後左右に動けるようにならなければいけないので、フットワークは必須の練習になります。
フットワーク練習をすることにより、カットマンは早いドライブや、左右に振られた時の対応ができるようになります。
ですので、カットマンを目指している方、カットマンの方で試合に勝ちたい方は、必ずフットワーク練習をするようにしましょう。
カットマンのフットワークのコツ
カットマンのフットワーク練習を紹介していく前に、フットワークのコツを2つ紹介します。
足を止めない
1つ目のコツは足を止めないことです。当然ですが、足が止まってしまうと次の動きにスムーズに入れません。ツッツキを打った後も、カットを打った後もステップを踏むような意識をもって、なるべく足を止めないようにしましょう。
体重移動をする
2つ目のコツはしっかり体重移動をすることです。カットの時に体重移動をしっかりすることで、戻りを素早くすることができて次の動きにスムーズには入りことができます。
フォアカットを打つ時は右足から左足へ体重移動、バックカットを打つ時は左足から右足へ体重移動することが、フットワークでスムーズに動くコツになります。
カットだけのフットワーク練習
まずは、カットだけの基本的な左右の動きのフットワーク練習を紹介していきます。
フォアカット→バックカット
初めにやるべきフットワークは、カットマンの基本的なフットワーク練習の、フォアカットとバックカットの切り返しフットワークです。
フォアとバックの左右に、ドライブを打たれてもしっかりとカットできるように練習していきます。
フォアカットとバックカットを交互に打つ際の注意点として、カットを打った後は、必ずミドルの構えの位置に戻るようにしましょう。
フォアカットを打ってもバックカットを打っても、素早く構えの位置に戻ることによって、スムーズに切り替えてカットすることができます。
フォアカット→ミドルをフォアカット
カットマンの弱点でもあるミドルを、カットで処理できるようにするためのフットワーク練習もしていきましょう。まずは、フォア側へのドライブをフォアカットと、ミドルへのドライブをフォアカットするフットワーク練習をします。
ミドルへのドライブをフォアカットする時は、右足を体の後ろに引いてフォアカットする空間を作るようにするのがコツです。右足を体の後ろに引くことによって、ミドルへのドライブをスムーズにフォアカットができるので、意識してみましょう。
バックカット→ミドルをバックカット
バック側でもミドルをカットで処理するフットワーク練習をします。バック側へのドライブをバックカットと、ミドルへのドライブをバックカットするフットワーク練習をして、バックカットでもカットマンの苦手なミドル処理をできるようにしていきます。
バックカットは、体重を左足から右足へ移動しながら打ちますが、ミドルをバックカットで処理するときは、右足へ体重を乗せながら打つことで安定します。
ミドルカット→フォアカットorバックカット
フォアカットとバックカットの両方でミドル処理ができるようになったら、今度はコースの判断練習もしながらフットワーク練習をしていきます。
ミドルに来たボールをカットした後、フォア側とバック側のどちらかにドライブを打ってもらい、フォア側ならフォアカット、バック側ならバックカットをしていきます。
ミドルに来たドライブに対しては、フォアカットとバックカットどちらでも構いません。ミドルへのドライブを自分で判断して処理することによって、試合でもスムーズにミドル処理をすることができるようになります。
ループドライブとスピードドライブを混ぜてもらう
一通りドライブに対して動いてカットできるようにフットワーク練習したら、今度は全面にループドライブとスピードドライブを打ってもらい、動きながらタイミングを合わせてカットする練習もします。
ただフットワーク練習をして動けるようになっても、ループドライブなどでタイミングをずらされたらミスが増える場合もあります。
そうならないように、ループドライブとスピードドライブを混ぜてもらって、フットワーク練習もしていきましょう。
ツッツキとカットを混ぜたフットワーク練習
今度はツッツキとカットを混ぜた、前後左右の動きのフットワーク練習を紹介していきます。
左右だけのフットワーク練習よりも、より実践的になっているので、前後左右に動けるカットマンになるためにしっかり練習していきましょう。
バックツッツキ→フォアカット
まずは、バックツッツキとフォアカットを交互に打ち、バックとフォアを切り替えながら前後の動きを練習しましょう。
このような前後の動きのフットワーク練習をする時も、1回1回台から少し離れたミドルの構えの位置に素早く戻るようにしましょう。
構えの位置に戻ることによって、次にツッツキをされたとしても、ドライブを打たれたとしても、スムーズにツッツキやカットで対応することができます。
またバックツッツキとフォアカットの前後の動きは、左足を軸にして右足で大きく動くと動きやすいです。
フォアツッツキ→バックカット
今度は先程とは逆で、フォアツッツキとバックカットを交互に打つ前後のフットワーク練習です。
このフットワーク練習でも、ツッツキやカットを打つ度、台から少し離れたミドルの構えの位置に素早く戻るようにしましょう。
フォアツッツキでは左足を軸にして右足を出し、バックカットの時は右足を軸にして左足を出すように動くのがコツです。
フォアツッツキ→バックカット→バックツッツキ→フォアカット
ツッツキとカットの前後のフットワークができるようになったら、カットマンならだれもが練習するフットワーク「8の字フットワーク」も練習しましょう。
フォアツッツキ→バックカット→バックツッツキ→フォアカットの順に打って前後左右全ての動きを入れたフットワークです。8の字フットワークとも呼ばれていて、上級者のカットマンでも必ず行うフットワークです。
このフットワーク練習の時も、ツッツキやカットを打つ度、構えの位置に素早く戻ることで安定したフットワークが身につくようになります。
ツッツキ→カット→ツッツキ→カット(全面で交互)
8の字フットワークがある程度安定してきたら、今度は順番にフォアツッツキ→バックカット→バックツッツキ→フォアカットではなく、全面でツッツキとカットを交互に打ってフットワーク練習をしましょう。
実際の卓球の試合では、フォアとバックどちらにドライブやツッツキを打たれるかわかりません。ですので、このように少しずつランダム性を入れてフットワークを鍛えていきましょう。
全面でランダムにツッツキとカット
最後に紹介するのは、全面でランダムにドライブやツッツキを打ってもらい、カットとツッツキをしていくフットワークです。ほぼほぼオールですね。
ツッツキとカット交互ではなく、好きなタイミングでドライブやツッツキを打ってもらって、それに合わせてカットとツッツキをしていきます。
上記のフットワークをしっかり練習できていれば、オール練習でもちゃんと動いて打ち返せるようになっているはずです。
まとめ
この記事では、カットマンが練習するべきフットワーク練習を10つ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
カットマンはツッツキとカットを打つための前後の動きや、ドライブでコースを狙われた時の左右の動きなど、前後左右の動きが必要になります。
ですのでカットマンを目指している方や、試合で上手く動けない方は、是非この記事で紹介しているフットワーク練習をしてみましょう。
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