伊藤美誠選手も使用しているファスタークG1が大人気のニッタクですが、今回新たにハイエンドモデルとなるラバーが発売されました。
その名も「ジェネクション」。
この記事では、ジェネクションの特徴や評判、ファスタークG1との違いをまとめていきますので、気になる方は最後までお読みください。
ジェネクションとは?
まずは、ジェネクションがどのようなラバーなのか、スペックなどを確認していきましょう。
ジェネクションとファスタークG1のスペックを比較
種類 | 発売日 | 値段 | 重さ(特厚) | 硬度 |
---|---|---|---|---|
ジェネクション | 2024年4月21日 | 10,780円(税抜9,800円) | 49グラム | 52.5度 |
ファスタークG1 | 2010年7月 | 7,480円(税抜6,800円) | 48グラム | 47.5度 |
ファスタークG1と比べるとかなり硬度があり値段が高いので、これだけ見ても上級者向けのラバーのようですね。
定価で1万円越えはかなり高いですし、なかなか手を出せない値段設定となっています。
ジェネクションを使っている有名選手
選手名 | フォア面のラバー | バック面のラバー |
---|---|---|
郡山 北斗 | ジェネクション | ハモンドz2 |
時吉 佑一 | ジェネクション | ジェネクション |
ジェネクションは現在、実業団で活躍している郡山選手や、全日本などで輝かしい成績を残している時吉選手が使用しています。
ジェネクションの特徴/メリット・デメリット
ジェネクションの基本情報がわかったところで、続いてジェネクションの良い所や悪い所を見ていきましょう。
ジェネクションの良い所(メリット)
まずはジェネクションの良い所を見ていきましょう。
台の深くにボールが入る
ジェネクションの1つ目の良い所は、打ったボールが台の深くに入ってくれることです。
ニッタクが新たに開発した、デュアルスポンジというスポンジのおかげで、今までのスポンジよりもさらにエネルギーを伝えることが可能となっています。
ですので、しっかりとスポンジがボールを掴み、弧線を描くことで台の深くに入ってくれます。
硬いラバーは直線的に飛ぶイメージが強いですが、弧線を描いてくれることで安心感が出ますね。
力負けしない
ジェネクションの2つ目の良い所は、相手のボールの回転や威力に対して力負けしないというところです。
ジェネクションは硬めのスポンジ硬度のなので、ある程度技術力は必要ですが、相手のドライブやミート打ちに負けることなく、安定したブロックやカウンターをおこなうことができます。
スポンジ硬度が硬めだがそこまで感じない
ジェネクションの3つ目の良い所は、スポンジ硬度ほど硬く感じないことです。
スポンジ硬度だけを見ると「52.5度」とかなり硬めの印象を受けますが、実際に打ってみるとそこまで硬く感じないという意見が多いようです。
ジェネクションの悪い所(デメリット)
続いて、ジェネクションの悪い所を見ていきましょう。
値段が高い
ジェネクションの悪い所は、やはり値段が高いところが上げられます。
定価ベースで値段を見ると、1万円を越えていて用具の値段としては非常に高く、バタフライのディグニクスといい勝負です。
ディグニクス値段は高いですが非常に良い性能を発揮していて高くても使いたいという選手が多いので、同じくらいの値段を払ってもジェネクションを使うのか?という感じですね。
ジェネクションとファスタークG1の違い
ではジェネクションとファスタークG1の違いにはどういったところがあるのでしょうか。
ジェネクションの方が上級者向け
まず1つ目の違いとして、ジェネクションの方が上級者向けのラバーになります。
ファスタークG1も上級者向けラバーですが、ジェネクションはスポンジ硬度が52.5のため、ファスタークG1よりも扱うのが難しくなります。
ジェネクションの方が弾む
2つ目の違いとして、ジェネクションの方が弾みが良いことが上げられます。
ファスタークG1もじゅうぶん弾みのあるラバーですが、ジェネクションで打った後にファスタークG1でドライブを打ってみると、明らかに弾みが違い、ネットに引っ掻けそうな感覚でした。
ファスタークG1の方が扱いやすい
3つ目の違いとして、上記でも触れていますがジェネクションに比べてファスタークG1の方が扱いやすいラバーになります。
ジェネクションはすごく弾むラバーなので、上級者以外が使うと、オーバーミスする恐れがあります。
それに比べてファスタークG1は、丁度いい弾みなので扱いやすいです。
ファスタークG1の方が値段が安い
4つ目の違いとして、ジェネクションに比べてファスタークG1の方が値段が安いことがあげられます。
ファスタークG1も安くないですが、ジェネクションは1万円を越え、定価ベースで3,000円くらいは違います。
ジェネクションの評判/レビュー
最後にジェネクションの評判やレビューを見ていきましょう。
ドライブ
まずドライブを打った感想ですが、硬さのわりにボールの球持ちが良かったです。
すごく硬いのかなと思いましたがそうでもなく、当たった瞬間上に上がるのでネットミスする不安がなかったです。
ただやっぱりそれなりに硬いは硬いので、ある程度の技術やインパクトの強さは必要かなと思います。
カウンター
続いてカウンターですが、前評判通り相手のドライブに押し負けない感じがありました。
軟らかいラバーだと強いドライブに対してスポンジがぐにゃっとなってネットミスしたりしますが、ジェネクションはしっかり相手の威力を利用して返せるので、自信を持ってカウンターができます。
ブロック
ブロックに関しても、相手のドライブの威力やカウンターに負けないですね。
直線的に飛ぶのではなく、弧線が高く飛んでくれるのでネットミスが全く怖くないです。
かといってオーバーミスにもならず台に収まってくれるので、安定してブロックができます。
台上技術
台上技術ではストップに関しては、個人的に少しやりづらく、長くなってしまう印象がありました。
ただツッツキは鋭く切ることができ、質の高いツッツキがやりやすかったです。ですのでループドライブを打たせてカウンターという戦術がしやすいかなと思いました。
サーブ
サーブに関しては、特に可もなく不可もなくといった感じです。
他のラバーと比べて回転がかからないといったこともないですし、めちゃくちゃかかるという印象もありませんでした。
まとめ
この記事では、ジェネクションの特徴や評判やファスタークG1との違いをまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。
値段は1万円を越えていて非常に高いですが、性能は高く、ドライブやブロックと攻守共に良いラバーとなっています。
使いこなせれば強い味方となってくれるはずなので、ドライブやカウンターの威力やスピードを上げたい方や、各メーカーのハイエンドモデルもしくはそれに相当するラバーで物足りないと感じている方は、是非一度試してみましょう。
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